プリキュアビジネスの旨み

子供を見ていると子供向けアニメの成功しているビジネスの旨みについて考えることがあるので、今回はそれについて語ります。

僕には幼稚園生の娘がいるのですが、彼女は今プリキュアに夢中になっています。日曜朝8時半から放送している女の子向けのアニメです。

HUGっと!プリキュア

毎週放送を楽しみにしており、春休みには公開している映画にも行ってきました。デパートに行くとプリキュアのおもちゃが欲しいと毎回のようにお願いされます。

プリキュアの内容はなんとなく知っている人が多いと思いますが、僕世代の感覚でいうと昔のセーラームーンのような位置づけでしょうか。

少女が魔法の力を得てプリキュアという魔法少女に変身し、同様の力に目覚めた仲間とともに世界を守るため悪に立ち向かうという概要です。

このプリキュアのすごいところは、なんとシリーズが14年も続いていることです。2004年の放送から、すでに14年たっても勢いは衰えていません。僕の娘を見ていると、毎年新しい子供が好きになってシリーズをうまく循環させて、うまいビジネスモデルだとつくづく思います。

主人公を変えてテンプレを繰り返している

いったん成功すると、これができますね。気づいたのですが、ずっと同じことをしているんですよね。

プリキュアは放送開始は14年前ですが、定期的に(最近は1年くらい?)番組内容を変えます。これは、セーラームーンがセーラームーンR、そしてセーラームーンSになったり、ドラゴンボールがドラゴンボールZに、ドラゴンボールGTになるといったこれまでの同一性を保った上で連続性のある次の展開に進むという発展変化ではなく、プリキュア共通要素である世界観や設定を維持しつつも主人公や仲間、敵といった基本的要素がすべて変わるのです。

つまり、絶対的な主人公であった孫悟空がいなくなり、それまでとは連続性のない新しいストーリーの下、新しい主人公がまたプリキュアの力を手に入れて世界を守るために仲間と併せて成長、奮闘していくという物語が始まります。

何気にこれがすごいことだと思うのです。サイヤ人、かめはめ波、7つのドラゴンボールの存在といった世界観や設定だけを残して、孫悟空ではないそれまで原作に一切登場しなかった全く新しいキャラクターを出して新たなドラゴンボールを始めても、これまでのドラゴンボールほどの熱狂はでないのではないでしょうか。ベジータも悟飯もフリーザもいない世界です。

プリキュアは、主人公含む登場キャラクターが定期的に一切チェンジするのです。それでもずっと人気を保っているのは、女の子がプリキュアに感じる魅力点は、個別のキャラクターの魅力ではなく、可愛いプリキュアに変身できるということであったり、シリーズが変わっても変わらないときめきやキラキラ感が備わっているんでしょう。

そういう意味では、男の子の仮面ライダーシリーズの展開方法はプリキュアと共通しますね。

一度人気が出て安定化すれば、あとは定期的に以下のテンプレ設定を繰り返すだけです。

・おっちょこちょいでやや天然で優しく元気で正義感の強いかわいい主人公

・冷静で思料深いク-ルビューティー系の水属性の仲間

・気の強く勝気で(そう見えるが本当は繊細)力技が強い火属性の仲間

・タキシード仮面的ないざという時に助けてくれる存在の男性キャラ(但しプリキュアのメインターゲット層は年齢が低いので恋愛要素はかなり希薄です)

・主人公をサポートする非人間(しゃべる妖精、猫、うさぎ、要はセーラームーンのルナやアルテミスのような存在)設定の普段は友達で戦闘では軍師的な役割を担い、敵や物語の核心部分を一人知っているキャラ

シリーズを回転させるメリット

新たなシリーズが始まるごとに、新しい映画制作、DVD販売、書籍販売(幼児向けの雑誌にいっぱいプリキュア載っています)、おもちゃ販売、テレビゲーム、アーケードゲーム、カード、お弁当箱、洋服、かばん、靴その他キャラクターライセンス事業を展開でき、安定した収益を確保できます。僕もたっぷりとこれに貢献しています。さらに日本のアニメがどんどん世界に出ていけば、収益源も増えることになります。

次女もプリキュアにはまったらどれだけ貢ぐことになることやら。

経済効果を高めるには定期的にシリーズを一新したほうが、新たな商売もできいいのでしょうね。

本当に毎シリーズごとに変身アイテムや武器、衣装も違って、それらすべてがおもちゃになって子供はそのたび事に欲しい欲しいというのですから。金のなる木ではないでしょうか。

それでシリーズが増えれば、歴代の主人公を集結させたオールスターの映画とかも創れますからね。

コカ・コーラを毎日同じようにつくって販売するのと比べれば新たなシリーズを作らないといけない分大変そうですが、仕組みをテンプレ化させれば旨いビジネスであることは変わりません。権利元は強いです。

モーニング娘。やAKB48のように、同一アイドルグループ内でメンバーの卒業や加齢等を原因に若いメンバーを加え新陳代謝させてグループの寿命を延ばすというやり方がありますが、人間のアイドルグループだとどうしても所属するメンバー個人の魅力、個性やキャラに依存する比重が大きいので、コアとなっていた人が抜けてしまうと衰退が止まらないのでしょう。プリキュアはこれと異なり、繰り返しになりますが個々の登場キャラクターではなくプリキュアという世界観や設定、可愛さに魅力の源があるので、存続可能性はより高いと考えます。

キャラクタービジネスに投資したくなる

僕は、自分に子供が生まれて子供の行動を見てキャラクタービジネスの強さを実感するようになりました。自分が稼いだお金がキャラクタービジネスに搾取されているのを強く自覚しているからでしょうね笑

嗚呼、悔しい・・

お菓子売り場にいっても、子供はまずキャラクターの絵柄があるものが欲しいと言います(僕の子供だけってことはないよね・・・)。好不況に左右されやすい不安定な業界だと思っていましたが、実は安定したストックビジネスなのではないかと考えが変化しています。投資している人を見たことがありませんが、ジャンプ系を中心にいろんな有名アニメの版権を持っているバンダイナムコなどの会社は実は最強なのではないでしょうか。すごく投資したくなります。

同じような理由でディズニーのワイドモートを実感し投資しているのですが、これはまたいずれ記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です