たばこ株ホルダーがたばこ株はまだまだ下落すると思うたった1つの理由【MO, PM, BTI】

僕はポートフォリオにアルトリアグループ(MO)、フィリップモリス(PM)、ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)、JTといったたばこ銘柄を含んでおり、20%弱(大幅に下落しているから15%くらいにまで下がっているかも)はたばこ株が占めています。

必然的に、配当に占める割合も大きいです。

ご存知のとおり、2018年のたばこ銘柄の年間のパフォーマンスは燦燦たるものでした。

アルトリアが32%の暴落、フィリップモリスが37%の暴落という結果でした。

BTIに関してはいったいどれくらい下がったのかをみるのも憚られます。

2018年の最高値からの下落率で算出すると、もっとひどい数字だと思います。

アルトリアは配当利回り7%超、フィリップモリスは6%超、ブリティッシュアメリカンタバコについていえば8%超という、過去数年でいえば考えられないような配当利回りまで上がっています。

今後これらたばこ銘柄が上昇していくのか、あるいは下落していくのかはわかりませんが、市場からは将来を悲観的に見られていることは確かです。

これだけ既にリーマンショック並に暴落しているしモルガン・スタンレーの超優秀なアナリストがアルトリアをアンダーパフォームにレーティングを引き下げたという逆指標も出たのだから、そろそろいい加減底値ではないかと思われる人もいるかと思いますが、僕はそうは思っていません。

ことたばこ企業の業績に関しては悲観も楽観もしていませんが、株価についていえば、まだまだ下抜けて下がる余地はあるものと考えています。

その理由は、アルトリアやフィリップモリスといったたばこ株に興味を持っている人がまだまだ多いからです。

自分がたばこ銘柄を持っているという事情もあり定期的にたばこ銘柄に関する記事をブログで書いているのですが、たばこ銘柄の記事を書くと、露骨にその記事を書いた日のアクセス数が上がることを実感しています。

例えば、最近では以下2つのアルトリアとフィリップモリスについての記事を書きましたが、これら記事も普段より多くのアクセスがありました。

【MO】アルトリアグループの配当利回り7%超へ~モルガン・スタンレーがレーティングをダウングレード

【PM】40%近く暴落したフィリップモリス【2018年】

また、このブログには読者の方のアクセス数が多いものをピックアップした「人気の記事」の欄を設けていますが、見ていただければ分かるように半分以上にたばこ銘柄の記事がランクインしています。

こんなマイナーなブログでさえたばこ銘柄の情報を求めて人が来るという状況=たばこ株に興味のある人がわんさかいる、という状況です。

たばこ銘柄のIRのリリース文を翻訳、要約して記事にしたり、ひたすらたばこ銘柄に関するニュースを紹介する記事を書くのが1番アクセスを稼げるブログになるのではないのかと思わされるほどです。

超高配当で投資妙味が出てきて買いたいと思っているのか、あるいは保有しているけれども不安で不安でたまらなく売ろうかどうか悩んでいる状態なのか、人によってそれぞれ目的は違うと思いますが、興味をもっている人が多いというのはまだそれだけ株価が下落する余地が残されているという証左ではなかろうかと思われるのです。

これが、たばこ銘柄について記事にしても誰も読んでくれなくてアクセス数が激減して閑古鳥が鳴いているという、不人気・無関心が定着してくれると勇んで買い向かうことができるのですが、まだまだそういう状況には遠いです。

不人気化は将来のリターンの源泉になりますので、はやく世間の興味がなくなればいいなあと思っています。

たばこ株の過去リターンが良かったのは超不人気銘柄のくせに予想を上回る業績を出し続けてきてしかも高配当銘柄だったからですので。

そのためには、たばこ株のことを考えるのも嫌になるくらいのストレスを引き起こすもう1段の株価の下落が待たれます。

そんなこと言っていて自分が1番不安になって売りのラストワゴンに乗る愚か者になる可能性も大きいと思いますので、もし自分が降伏してたばこ株を売る時が来たら、ぜひともそれを逆指標として活用して欲しいと思います。



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