年初来で40%上昇した持ち株は何だ?中国株だ【中信証券】

2018年の年末や1月の暴落から、かなり株価が持ち直しています。

ロイターのニュースを見ていたら、JPモルガンの偉い人による、投資家どもはそろそろ昨年年末の暴落から目を覚まして国債を売ってリスク資産の比重を高めるべきだというありがたい見解が目につきました。

そんなこと言われたら株を買う気が逆になくなるではないかけしからん。

持ち株の中での年初来の上昇率を調べてみたら、意外な銘柄が年初来で40%も上昇していました。

コカ・コーラでもVISAでもアマゾンでもJTでもありません。何と中国株です。

持ち株の中国最大手の証券会社株の中信証券がYTDで約40%ほど上昇していました。

中信証券以外にも、中国の証券会社の株価は総じてすこぶる好調です。

米中貿易摩擦の合意が近いと言われていることと、減税措置などの景気刺激策、緩和策を中国政府がとることを期待されて、期待を織り込んだ期待先行の株価の上昇です。

日没する国の景気後退入り前の最後のプチバブルになるやもしれません。

中信証券と言われてもそんな銘柄知らんわという人が大多数ですが、日本でいう野村証券のようなものです。

日本の伊藤忠商事が10%ほど出資している中国の国有企業の、中国中心集団のグループ会社(子会社)というと少しはイメージがわくのではないでしょうか。

なお伊藤忠商事は、2015年にこの中国中信集団への投資を実施しましたが、2018年にこれに関連して1,433億円の株式の減損処理を行っています。

要は株の含み損を抱えていたということです。日本有数の商社も中国株で含み損を抱えるのですから、いわんやただの個人投資家をやです。

日本では中国株に投資している人はアメリカ株に投資している人よりもさらに少ないと思いますが、ゆっくりと着実にお金持ちになることが退屈すぎて耐えられないので、僕は一部の資金をジェットコースターのようにボラティリティの激しい中国株に投資しています。

アメリカ株以上にしょっちゅう暴落したら暴騰したりするので、暴落耐性の精神鍛錬をしたり、暴騰したときにどれくらい自分がパリピ的な心理状態になるのかといった投資の精神訓練にはもってこいだと思います。

不便だなと思う点は、中国株は日中に相場が開くので、平日サラリーマンをしている自分はなかなか株価をリアルタイムで見ることができません。

この点は日本時間の夜間に市場が開くアメリカ株はしっかり株価が確認できてよいです。

格安携帯を使用しているので、日中トイレで証券会社のHPにアクセスするのも重すぎて不可能で、気づいたら暴騰していて売り時を逃したり、あるいは暴落していて買い時を逃してしまいます。

アメリカ株投資家に人気のジェレミーシーゲル教授の考えに忠実に従うのであれば、実は中国株にも投資する必要があるのです。

シーゲル教授はアメリカ株集中投資ではなく、国際分散投資派ですので。

もっとも自分はそのために中国株に投資しているのではなく、かなり前に東大医学部卒で高収入の医者をしている先輩から中国株を勧められて始めたのがきっかけです。

このとき中国株を始めていなかったら、もっと投資のパフォーマンスはよかったと思っています泣。

なお、年初来で株価が40%上昇していると書きましたが、これは含む益が40%あるということとは全く同義ではありません。

年初来で40%上昇してもまだ含み損になっているって、どういうことでしょうか。しかも香港ドルが高かった(円安だった)ころに買っているので、株価が元に戻っても円高になっている分、損をしているという。

精神修行だと思って耐え忍んでいきたいと思います。