令和の10連休後の平日は、本当に長く感じました。この後7月まで祝日がないとか、この国終わってますね。5月病より6月病を心配したほうが良いと思いますよ。
株式投資をすると、数日でボーナス分のお金を簡単に失いますという話です。
トランプ大統領による中国製品への関税引き上げ発言を発端した米中貿易摩擦の問題の再燃により、株価の下落と円高進行が進んでいます。
年初の急落以降、米中貿易戦争の決着が楽観視されS&P500指数も大きく下落することなく順調に最高値付近となり、チャート的には売りやすい状況でしたし、多くの人にとっては予想通りといったところではないでしょうか。
僕などは自分の気持ちの高ぶりから天井フラグを感じていましたので、想定通り来たかという思いです。当然これを機に現金比率を高めることなんてことはしておらず、予想通りに天井だったゴールデンウィーク直前に我慢できず追加投資をしてしまったので、もうどうしようもありませんね。感情に振り回される市場に搾取される個人投資家でございました。
ここ数日の株式市場の下落と円安進行により、株式資産の評価額が下落し、ボーナス分に相当する金額が失われました。
2019年の年初の急落以来の下落となります。2018年の年末と2019年初めの市場の暴落に比べると下落の程度は現段階では軽いですが、それでも円安でだいぶ下駄を履いていた金融資産額が一気に目減りしていました。
株式投資は、株価が下がれば含み損が出ますし、外国株だったら円高になればそれに応じて評価額は下がりますので、当然ですがリスクを負います。
ある程度の金額を投資していると、1日で月給分に相当する金額の金融資産が増えることもあれば、その逆もあるし、今回の自分のように汗水垂らしてストレスいっぱいで働いてようやくもらえる大事なボーナス分のお金が飛んでしまうことも年に何回かあります。
株式市場は簡単にお金を減らすことができるおぞましいシステムです。
それに耐えられない人は株式投資をしないか、あるいはよっぽどの余裕資金で株式投資をするとかにしないといけません。
株式投資をしていない一般の人から見れば、投資でわずか数日でボーナス分のお金を飛ばすとか、正気の沙汰ではないのだろうなと思います。もし会社で言ったら危険な人扱いされてしまうかもしれません。もうこれくらいの金額の下落は慣れてしまいましたが。
しかし株価の急落は市場の常なので、これに耐えなければ、投資で資産を膨らませることもできません。
株価というのは上下運動するのを宿命として内含しますので、ひたすら上昇する株式市場というのはあり得ません。
上がっては下がり上がっては下がり、その繰り返しで全体として後から振り返れば上昇しているというものです。
逆に言えばいったん下がって上昇するエネルギーを溜めないと上昇できません。
ひたすら上昇する相場に投資するよりも、上昇して下落して上昇するを繰り返す相場に時期を分散して投資している方が結果として資産額の伸びのパフォーマンスは良くなります。
ということで今回の下げも次の上昇に向けたものであると捉えましょう。
それにしても、アメリカ株はエンターテインメント分野の企業の株価が好調ですね。
具体的にはウォルト・ディズニー、コムキャスト、21世紀フォックスです。
ディズニーは動画サービスのディズニープラスを発表してから株価に脂が乗ってきましたが、今回の米中貿易摩擦でもほぼ影響なく株価が好調です。
コムキャストも、全然株価が下落しません。ハリウッド銘柄を制覇したいとずっと思いつつもずっとコムキャストに投資していないヘタレです。
実際に中国にコンテンツを輸出してもほとんど赤字か利幅はかなり薄いので、影響があるとは思えません。
最低限の生活ができるようになった人間は余暇を求めます。人間にとって1番不幸なことは退屈なことに耐えられないという性質がDNAにプログラムされていることです。ずっと部屋でボケ〜として何もしなければいいのに、退屈に耐えられないから何かをしてしまい被らなくてもよかったトラブルに自分から直面しに行きます。
そんな人間の性から見れば、暇を埋めてくれるエンタメこそが現代人にとっての生活必需品(サービス)銘柄です。
2017年秋頃にナイキ(Nike)が50ドル付近に来て気になっていたらすぐに60ドル超えてしまってこんな高くなったらもう買えんわと思っていたら今はあっという間に80ドル超えなので、コムキャストも早く買ったほうがいいとは思いつつ、ずっと買えません。
米中貿易摩擦の影響は僕などには到底分りませんが、メインストリームのニュースに耳を傾けずに、これから30%株価が下落して証券口座にログインしなくなっても市場からの退場だけはしないようにしていきたいです。
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