日本経済を回す男

今週からはみんなテレワークになって電車はすこぶる空くのかなあと期待していましたが、思ったよりも全然いつもと同じで、あまり変わりません。

電車のアナウンスで、時差通勤やテレワークを呼びかけられるのですが、いつもと変わらず電車に乗っている何も決定権のない平社員にそんなお願いされても何もできなくて心苦しいです。

コロナウイルスのおかげで、会社で時差通勤や有給が取りやすい雰囲気になってきました。

日本全国で自粛ムードですが、感染による死者よりも経済的な死者が出るほうがよっぽどリスクのある状況だと思っていますので、外出してお金を使うことにしました。

カフェに行ってカフェラテを飲んで、お蕎麦屋さんに行ってお蕎麦食べて、映画館に行って映画を2本見てきました。

お金を使って日本経済にほんのほんの少し貢献できた気分です。

蕎麦屋でカレー南蛮そば食べながらお昼のワイドショー見ていたのですが、新たに京都で感染者が出たとか、感染者が出たライブハウスの室内の構造について説明をしたりと、暇ですねメディアって。

従業員に感染者が出たマクドナルドのことを「大手ファーストフードチェーン店」と呼称を濁していたのは大人の事情による配慮でしょうか。

感染するとゾンビになるかのような扱いされてますね。

いや風邪と変わらないから。

バイオハザードのアンブレラ社のウイルスじゃないから。

国民を徒らに不安にさせて、性表現が表現の自由の保護に値しないように、表現の自由の保護範囲に該当するようなレベルで報道してほしいです。

一体いつ新型コロナウイルスは風邪とかインフルエンザと同じレベルのもので感染しても致死率は低くてワクチンや治療薬がなくても勝手に治っていくものと認識されるんでしょう。

地球は人間のものじゃないんだから、未知のウイルスと並存して暮らすなんて当たり前のことではないか。

映画は、「1917 命をかけた伝令」と、今更ながら「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。

以下徒然なる感想です。

1917は前線に伝令を伝える男の話ということで、想定していましたが僕が戦争映画に期待する要素が少なく満足度は高くありませんでした。

映画としては良い作品だと思います。

ただ、戦争映画はやはり大軍対大軍の危機迫る迫力の戦闘シーンが見たいです。

プライベートライアン、パールハーバー、ハクソーリッジなど。

パールハーバーは日本人からは酷評されている映画で、日本側の描写がいろいろと突っ込みどころ満載ですが(アメリカ万歳映画なので突っ込んでもしょうがない)、それでも零戦がとても美しくかっこよかったです。

ご都合主義なのでしょうがないですが、ドッグファイトでP-40ごときに零戦(なぜか21型ではない)が敗れる描写だけは納得いかなかった。

1917はずっと主人公視点の局地的展開の描写しかないので、戦闘といえるような戦闘がなく、少人数相手に銃を装填して打つ地味なシーンだけでした。

最後に少しだけ英仏軍と独軍の大軍が対峙し突撃する迫力のシーンがあるのですが、これも実際の戦闘シーンまでは描かれません。

主人公のファーストパーティーシューティング目線で話は進むので、突然ドイツ兵が現れたり突如狙撃されたりと、不意打ち的な展開が心臓に悪いです。

半分くらいホラー要素のある映画です。

その意味ではクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」と似た映画です。

ダンケルクも消化不良の映画でした。これも戦闘シーンはほぼなくてホラー色が強かったです。

人間ドラマはあるのですが、英仏側の人間ドラマを展開されても興味が薄くて。

最後に英米軍が勝つとわかっていても、戦争映画は日本軍とドイツ軍のかっこいいシーンが見たいです。

スターウォーズの最終作は、凡庸な作品だったなというのが正直な感想です。

自分は熱狂的なスターウォーズファンではありません。

シリーズ物ではなくてローグ・ワンが1番好きです。次いでエピソード3です。

ローグ・ワンのラストシーンは切なくて秀逸すぎてよくYoutubeで見ています。

ディスっていきますが、スターウォーズの宇宙や地上での戦闘シーンがおもちゃのプラモデルの戦闘のようなちゃちくて安っぽい感じが性に合いません。

これはエピソード4〜6をリアルタイムで観ておらず思い出補正が働かないのも原因かなと思います。

ターミネーターとかマトリックスとか時代の最新CGを使用したバトルのがずっと魅力的に思えます。

ライトセーバーもライトセイバーを出した瞬間が1番かっこよくて、その後のチャンバラはしょぼく思える。

武器の性質上一撃必殺で先に剣が当たったほうが即負けになってしまうので、勝負の決し方もあっけなく物足りないです。

「最後のジェダイ」でルーク・スカイウォーカーが艦隊の一斉射撃受けても無傷だったシーンとか、ああいう圧倒的でかっこいいシーンが好きです。

エピソード3のアナキンがダースベイダーになるまでの悲しいドラマティックな展開とか、マグマでの師弟対決とか、あれに比類するシーンは一切なかったです。

またカイロ・レンにカリスマ性がなさすぎて悲しくなります。

最後はレイと力を合わせてラスボスを撃破する見せ場になると思ったのですが・・。

もっと彼のダースベーダー的無双の見せ場が欲しかった。