ラグビーワールドカップよりも日本シリーズよりも幼稚園の運動会が熱い

ラグビーワールドカップに沸いた日本列島ですが、僕を含むにわかラグビーファンどもは日本の敗退とともに2週間後にはほとんどラグビーのことは忘れているでしょう。

ラグビーワールドカップに対する自分の期待値が低かったためか、思いのほかラグビーをテレビで見るのが面白かったです。

東京オリンピックも期待値を低く保って開催を迎え、楽しく観戦したいです。

日本ラグビーも人気が高まってプロリーグとかできると、全体のレベルがもっと上昇していくのかもしれませんね。

アメリカ株投資をしている人は、テレビの実況で「ウォーレン・バレット」(ニュージーランドの選手)と名前が呼ばれるたびに、「ウォーレン・バフェット」を連想してしまう人が結構多かったのではと予想しています。僕などは毎回この選手の名前が呼ばれるたびにバレットがバフェットに変換されていました。

日本シリーズは巨人がソフトバンクにまさかの4連敗して終わるという悲しい終戦でした。

今年の巨人は優勝しましたが、高橋松井清原(マルティネス)江藤のミレニアム打線を擁した2000年や松井が50発打った2002年や小笠原ラミレスという絶対的な3番4番がいた2007年などと比べるとどうしても首の皮1枚もってギリギリリーグ制覇したという印象が強かったです。優勝したから叩かれていませんが、3割も30発も100打点も出塁率4割も達成しておらず前年からかなり成績を低迷させた丸は優勝していなかったら微妙な扱いだったと思います。

巨人ファン歴の長い僕に言わせれば、2000年の移籍1年目の.256、32発、91打点の江藤のほうが記憶に残る一発が多くインパクトに残る活躍でした(なおこの年江藤は最多勝利打点賞です)。余談ですが、松井はソロホームランばっかりですが、江藤清原は印象に残るここぞの3ランホームランをよく打ってくれたイメージが強いです。

個人的にはセ・リーグにDH制がないからパ・リーグに圧倒されるのだという論調には反対です。DH制がなくとも2002年の巨人は日本シリーズで西武に4連勝しましたし、1985年のバース掛布岡田の最強クリーンナップを擁した阪神も日本一になりました。

セ・リーグはずっとDH制がなくセ・リーグが強かった時代もあったのですから、ここ10年セ・リーグが負け続けているという理由だけでDH制が原因だというのはどうも納得いきません。

セ・リーグがDH制になると、あだち充漫画でおなじみの「3番ピッチャー上杉君」や「3番ピッチャー国見くん」といったエースで3番というすこぶるかっこいい響きがなくなってしまうではないか。

ラグビーワールドカップも巨人ソフトバンクのセパ盟主同士の日本シリーズも楽しかったのですが、それ以上に子供の幼稚園の運動会に夢中になった秋でした。

Stop the season in the Autumn wind.

幼稚園児なのでみんなただ立っているだけでもお遊戯していても走っていてもまあ何しててもみんな可愛いで終わってしまうのですが、我が子のリレーなどはこちらもドキドキしながら必死になって応援してしまいます。

このコミュ障も我が子の走る姿に思わず声をあげて応援してしまいました。

リレーでいうと、幼稚園の世界でも強いクラスと弱いクラスがあります。

子供に聞くと、リレーの練習ではいつもある組が強く、本番でもその組が勝つだろうと思われていたのですが、勝負は何が起こるかわからないというのは子供の世界でも同じです。

下馬評どおりいつも練習で勝っている組が後半までずっとリードしていたのですが、もうすぐアンカーというところで、ランナーの子がリレーのバトン(正確には幼稚園児なのでバトンは持てないのでバトンの代わりとなる園児が持ちやすいもの)を落として蹴り飛ばしてしまったのです。

かなり派手に飛ばしたのでバトンのところまで走って回収している間に、他の組が次々と抜かして、結局は下馬評を覆して他の組が優勝しました。

ドラマですね。熱いぜ。

一生懸命お遊戯や競技に取り込んでいる園児を見ていると、純度100%に1つのことに夢中になって必死に頑張っている姿はただただ可愛くて美しいです。

自分が生を重ねるごとにいかに廃れていったかが悲しいくらい実感されます。

ラグビーワールドカップよりも日本シリーズよりも、幼稚園の運動会で純粋な元気を分けてもらいました。パパがんばるよ。