投資に無関心なボクの妻~株式投資への妻の理解を得る1番の方法は妻から愛される夫になること

株式投資は大変な中毒性がありますので、一度はまると株が欲しくて欲しくて常に株のことを考える症状が発生します。

株のことを考えている本人は常時ドーパミンが脳に出ていてそれでとっても幸せ?ですし、娯楽や洋服代や飲み代や外食代にお金を使うよりも、まず株を買うことを最優先にお金を使いたくなります。

独身だったら誰にも迷惑をかけないので自分さえ納得していれば生活費を除いた手取り給料の99%を株式投資に使っても問題ありませんが、結婚して家族が出来ると、自分だけの生活ではなくなるので、なかなかそういったこともできません。

特に共働きではなくシングルエンジンで、子どももいると自分の稼ぎだけが頼りなので、過度に給料を投資に費やすという選択肢はとりにくいです。

しかも、奥さんが家計を管理していたり財布の紐を握られていると、夫が自由に利用できるお金などごくわずかで、投資に充てることができる原資がそもそもないという状況にもなるでしょう。

我が家は、妻が専業主婦で子どももいますが、株式投資に反対されることはなく僕は比較的かなり自由に投資をさせてもらっています。

現金比率が10%しかないと言ってもこれ以上株にお金を使わないでとか言われません。

転職時にはかなり強烈な「嫁ブロック」を食らって参りましたが、投資に関しては、明確な嫁ブロックを受けたことはありません。

投資に反対している妻(夫)を説得する具体的に有効な方法論などは僕はわかりませんが、僕が妻に縛られず自由に株式投資をできている理由と、パートナーの女性(過度に性別で一般化するつもりはありません。自分の身の回りの女性といった意味合いです)に投資を理解してもらえるためにどんなことをすればよいのかなと考えてみました。

概要を並べてしまうと、下のようになります。

  1. 妻は自分で稼いでおらず、我が家の家計状況に関心がなく、投資にも全く無関心
  2. 女性にとっては20年後の配当金200万円よりも、今現在借金してでもマイホーム・マイカー・広いキッチンを与えてくれる男性のが幸せ
  3. 女性は株式投資をする男性よりも、しっかりと生命保険・医療保険に入って万一の場合の安心を準備してくれる男性に安心感を感じる
  4. 配当金や株主優待を家族に還元し、具体的な投資のメリットを体感させると株式投資への理解が出てくるのでは
  5. 必ず最後に愛は勝つ

先ほど述べたように、我が家の妻は専業主婦でたまにパートをする程度で、家計の稼ぎの95%は自分です。

そのため、妻が普段使用しているお金は自分で稼いだお金ではなく夫が稼いできたものです。

自分が稼いだお金で生活していないせいかどうなのかはよくわかりませんが、妻はお金に対して基本的に無関心です。

現在我が家にどれくらい資産があるのか、貯金がどれくらいあるのか、これまで聞かれたことがありません。

普段会社の給与やボーナスが入るときには2つの口座に入金しており、生活費口座と自分が自由に処分できる自分専用口座に分けています。

僕は生活費口座には基本的に一切手を付けず、残高の確認も年数回しかしないで妻に任せています。

生活費口座のお金の範囲だったら、妻が何にどう使っても口を挟みません。

いっぽうで自分は自分専用口座の中から投資をしているという具合になります。この自分専用口座(証券会社の口座含む)にいくら入っているかは自分からは伝えています。

ダウが暴落し朝のニュースで株の暴落が取り上げられると、株は大丈夫なの?と聞かれることがたまにあって、正直にアメリカ株の暴落で数日で月給分やボーナス分が吹き飛んだとか答えますが、その場で少し驚かれても投資をやめろと言われたり罵倒されたり不快感を表されたりはしません。

これは妻の性格的な問題で、妻は僕の株式投資を許容しているというよりも、資産運用に興味・関心がないから何も言われないのかなと考えています。どうでもいいんだと思います。

たまにお金あげるから株買ってみなよと言ったりするのですが、特に興味ないようでスルーされています。

我が家の資産状況や投資に興味がないいっぽうで、マイホームとマイカーにはとても大きな興味を示します。

明日の配当金・含み益より、マイホーム・マイカーがちゃんとあって休日は家族でお出かけするという現在の充実した家族生活のが過半の専業主婦の女性には価値があるんですきっと。

これはよく言われることで、男性は10年後・20年後の実現するかどうかもあやしい夢で食べていけますが、女性はそんな不確かな将来のことより現在の生活の安定のが大切なんです。

10年後・20年後に100万、200万の配当金が毎年入るようになるといっても、大事なのは今の安定した生活です。

さらに言えば、将来のために投資するよりも、夫にもしものことがあったときのために残された自分と子どもの生活が保障されるように、団体信用保険がついたローンを組んだり、充分な保険金の出る生命保険・医療保険に入ってもらったほうがよっぽど安心して夫への信頼感が増すものと思います。

儲かるかどうかもわからず損をする可能性がある株式投資をするなら、そのお金でマイホーム・マイカー・広いキッチンを買ってほしい、将来のためというなら、ちゃんと生命保険・医療保険に入ってもしものときの私と子どものことを考えてほしい。

それでも株式投資のすばらしさを伝え説得するのだったら、ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」などを見せて歴史上の株式のパフォーマンスの優位性とか、アメリカ株の上昇率のすごさのデータとか、インフレリスクとか説明しても、経験的な実感や具体性の伴わない株式投資のメリットを説明されても腑に落ちるはずはないので、何らかの形で夫が行っている投資のメリットを体感させるのが1つの説得材料になってくるのかなと思います。

高配当株・連続増配株を中心に投資していると配当再投資が投資パフォーマンスを高めるキーになってくるので、もらった配当金は再投資に使いがちですが、もらった配当金の一部で毎月美味しいものを食べにいくとかどこかお出かけするとか、妻に何かプレゼントを買うとか、日本株だと株主優待のカタログをあげて欲しいものを選んでもらうとか、現実の生活でメリットを感じることができると、夫の投資に対する理解も醸成されてくるのでしょう。

なお全く説得力がないのが恐縮で、僕は配当金はほとんど妻や家族に還元していないし、妻からは喜んでくれると思っていたKDDI(食品とかのカタログギフト的なものです)とJT(JTグループの食品です)の株主優待がしょぼすぎて使えないと怒られました。

いろいろまとまりのないことを書いてきて最後に身もふたもないことを言いますが、投資のメリットを妻に説明するとか具体的に配当金や株主優待のメリットを感じてもらうとか妻と一緒に投資を楽しむとかは所詮は些末なテクニカル論でしかなく、本質から外れた小手先論に過ぎないのだろうなと思うのです。

結局、夫に対する愛情があってこれまでの夫婦生活で夫への信頼が醸成されていれば、夫が投資をしようが何をしようが妻はこれまで通り夫を信頼して何も口を挟まず夫のすること為すことをすべてを暖かく受け入れるでしょう。

逆に、これまで夫婦生活において夫に対する愛情が減っていたり夫への信頼感が損なわれていれば、夫が何をやっても不信感しかないから投資であれ何であれ文句を言いたくなってしまうし大切な家族のお金を投資で損失を出したなどということになったら許せないということになってしまいます。

オレのやることすべてに反対するしいちいち文句を言われるという状態ですね。

なので、妻から投資の理解を得る最も大切な方法は、「妻から愛される夫になること」だと思います。

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2 件のコメント

  • >明日の配当金・含み益より、マイホーム・マイカーがちゃんとあって休日は家族でお出かけするという現在の充実した家族生活のが過半の専業主婦の女性には価値がある
    これは真実だと思います。
    うちの妻も投資や保有資産については無関心ですが休日の充実度にはこだわりがあります。

    一般的な女性のことを考えれば投資をすることに反対されないだけでも助かっているのかなと感じます。

    • 根本の考え方が違うと感じるところはやはりありますね。
      投資に反対しない妻で僕も助かっております。

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