KDDI株式会社御中 〜現行株主優待制度の可及的速やかな廃止及び優待相当額の配当増配に係る要望〜 円満な夫婦関係の維持のために 【KDDIから株主優待が届いた】

拝啓、貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

貴社は日本企業の中でも最も株主還元への意欲が厚い会社の1つであり、連続増配や自社株買いにより株主へ報いてくれる貴社の株主経営方針は大変頼もしく、常に敬意を抱いております。ここに改めて株主として謝意をお伝えいたします。

さて、我が国も本格的な夏日への移ろいを感じさせる本日吉日、貴社より株主優待のカタログギフトを拝受いたしました。

最低単元株の末端個人株主の意見として誠に恐縮ではございますが、本株主優待制度の可及的速やかな廃止及び本株主優待制度により株主が恩恵を受ける価格相当額の配当金への転嫁、すなわち優待相当額の配当増配を切に希求いたします。

恐れ入りますが、本意見について内部にてご検討下されば幸甚に存じます。

敬語

KDDI株を生涯ホールドする予定の最低単元株主より

P.S.なお私が本意見を進呈するに至った経緯は以下に記載のとおりです。

初めてKDDIより株主優待のカタログギフトが我が家に届く

KDDIの株主となってからの、初めてのカタログギフトでした。

ネットでKDDI株主の方のブログとかを読んでいると、評価も高いので、とても楽しみにしていました。

内心では株主優待なんて費用のかかる不合理なことやめて、その分増配してよと理屈では思ってはいても、実際に郵便で優待が届くと、心ときめくのも事実です。

特に僕は、このカタログギフトを妻に渡して、喜んでもらって、ひいては僕の株式投資への肯定的な態度の醸成を図ろうとしていました。

これまでクオカードや割引券などは幾度かもらったことはあったのですが、カタログギフトは初めてで、おいしい食べ物を(妻にとっては)ただでもらうことができるので、ちょっとしたサプライズ的なかんじで喜んでくれるかなと期待していました。

KDDIのカタログギフトは結婚式でもらうカタログギフトより使えない!

僕「ねえ、KDDIから株主優待が届いたよ。ほら見て、この中から好きな物選んで頼んでいいよ」(超どや顔)

細君「ふーん、どれどれ、ちょっと見せて

僕(ふふふ、KDDIへの投資で俺の株もあがるかな)

細君「何これ、全然頼みたい物ないじゃん!しょぼ!

僕「へ・・!?」(そんなばかな、KDDIの優待は優待族の評価も高いはず・・)

細君「結婚式のカタログギフトよりひどいよこれ。こんなのでいいの?がっかりしちゃうよ

僕「いや・・・すき焼きのお肉とかこの豚肉おいしそうじゃないかな・・・」(若干小声)

細君「量ちょっとじゃん、うちはこれですき焼きしても足らないから、結局追加でお肉買わないといけないでしょ。お米もあるけど、3キロしかない、せめて5キロあればね。あ、このアイスもハスカットあるから子どもは全く食べないし、このカレーはパックのやつだから子どもに食べさせられないでしょ・・・(以下個々のギフト内容への妻視点からの辛辣な批判が続くため略)」

僕「・・・・」(なんで俺がこんな文句言われなあかんのだろう・・)

細君「これ1000円か1500円のカタログでしょ、本当に結婚式のやつよりひどいから代わりに商品券でももらったほうがいいね

僕「そうだね。俺もそう思うよ(^0^)!」(確かカタログギフトは3000円相当のはずだが・・)

優待カタログギフトを巡り紛争発生

妻がカタログギフトを見ていると、下の子どももカタログギフトを見たくなって、妻の膝に座ってきてカタログのページをいろいろとめくって見ようとします。

ここで落ち着いてカタログを見たいのに見れない妻のイライラレベルの上昇が大気の変動を通じて伝わってきます。

初期警戒警報発動

結局下の子がぐずるのでカタログを貸して見せてあげるのですが、こうなると上の子も見たくなってきて上の子も参戦してきます。小さな子どもが2人いる家庭の日常風景です。

下の子とカタログの奪い合いとなり、お互い叩き合いのけんかが発生したうえで上の子がカタログを奪います

結果、下の子が泣き出し始めます。妻のイライラレベルが心無しか更に上昇したように感じます。

第一種警戒体制へ移行

泣き始めた下の子は、妻に抱きついておっぱいを触ろうとします。

上の子に下の子と一緒にカタログを見るようにいっても、当然そんなことは聞きません。一人でカタログを見て、アイスがいいだのお菓子がいいだのこのジュースは何のジュースなのかといろいろとうるさく言ってきます。

頼むから空気を読んで下の子と一緒に見てくれ、下の子も泣き止んでくれと神に懇願しても、状況は悪化の一途を辿ります。

ゆっくりカタログを見たいのにますます激しく泣いておっぱいをまさぐろうとする下の子と、言うことを聞かずに大きな声でカタログアイテムの質問をする上の子に妻のいらいらが臨界点を突破しそうになります。

総員第一種戦闘配置!

妻のいらいらがマックスになる前に、下の子を妻から引き離して僕が抱っこし(この時点で更に激しく泣きます)、上の子のカタログギフトを一緒に見ようねといって一緒にみようとするのですがすべて時すでに遅しです。

結局妻の機嫌が激しくわるくなり、KDDIの優待制度がすべての因果律の起点となることでここに僕の穏やかな休日の午後は崩壊を告げられたのです。

楽しみだった優待のはずがなぜこんなことに・・・。

結局アイスをいただくことに・・・

その後もあれこれと悩んだ末に、最後は無塩のたらこと千本末牧場のアイスクリームが候補に残り、文句を言いながらも妻がアイスクリームを注文することにしました。

商品が届いたら美味しくいただきたいと思います。

僕から見るととても魅力的なカタログギフトだと思ったのですが、子どものいる専業主婦目線からだと意外と使い勝手のわるい商品みたいでした。

喜んでくれると思っていましたが、逆に僕の株が下がったかも。

株数を増やしたり保有期間が長くなれば優待内容もよくなるため、妻も満足してくれるかもしれません。

優先的に追加投資要検討命令発動。

KDDIの優待内容

以下のようになっています。僕は100株の5年未満なので、やはり3000円相当です。

3000円分増配して下さい・・。

保有期間

5年未満 5年以上
保有株式 100~900株 3000円相当 5000円相当
1000株以上 5000円相当 10000円相当

 

優待の扱いの難しさを実感した1日でありました。

〜Fin〜



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