僕は、連続増配株のアメリカ株が大好きですが、Johnson & JohnsonとMcDonald’sを保有しておりません。
ここ1年半くらいずっと欲しいなあと眺めていましたが、配当利回りが3%以下であり過去の株価と比較して高い時期が続いていたので、触手を伸ばせませんでした。
そんな中、一昨日の米国市場でJNJの配当利回りがついに3%を超えました。
そこそこの銘柄を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい銘柄をそこそこの価格で買う方がよいとはバフェットの有名な言葉ですが、まさにJNJはこの言葉が適用される銘柄だと思います。
例えるなら、調子に左右されず常に3割30発100打点を毎年クリアしてくれる、監督としてはとても計算しやすい強打者的ポジションでしょうか。3番打者にぴったりですね。ポジションはセンターが似合います。パワプロでいえば「安定感」の特殊能力はつくでしょう。アベレージヒッターとパワーヒッター両方付けたい。景気敏感株で波に乗っているボーイングとかは、5番ファーストで2割6分、50発、120打点のイメージです。プルヒッターでしょうね。適当すぎてすいません。この打撃成績だとボーイングのが欲しいですが、不況になると年によっては2割1分8厘、18本、52打点with三振男で大事な局面でエラーするとかになってしまう感じでしょう。当然ミートはFです。
話がそれましたが、イタリアのような小国の政情がどうなろうと、EUを離脱しようがJNJの売上に何の影響もないので、株価は回復してしまいましたね。今振り返ればブレグジットのさいにユニリーバが絶好の買い時だったように、企業業績とは関係ない政情不安は絶好の買い場を提供してくれる機会になる蓋然性が高いように思います。
悲しいのは、得てしてこのような絶好の機会に現金比率が低く余剰買い付け資金が枯渇していることです。今年2月のプチ暴落から市場が回復しており、為替も一方的な円安に傾いていたので、4月、5月は心理的には買いやすい相場だったと思います。
そのような買いやすい心理状態が継続する相場で、一般ピーポーの僕は投資してしまうので、その後の調整時に買い付ける資金がたいていの場合はありません。
現在、現金比率が10%を下回っており、来月ボーナスが入金されるとはいえ、投資を躊躇してしまいます。ダサいぞ自分。
大衆の逆の行為をするというのが、言葉では簡単でも行動に移すのがいかに難しいかは投資をするととても実感します。2月のプチ暴落でも様子を見て投資できませんでしたし、今回のイタリア情勢不安がまた再燃して調整が長引いた場合でもおそらく様子見で終わってしまう自分がいます(余剰資金がないという言い訳もあります)。
JNJは高値から20%ほど下落していますが、どこまで下落するのかはもちろん自分には分かりません。100ドルあたりまで下がってくれれば嬉しいですが、その時は上辺だけディフェンシブ銘柄が多いマイポートフォリオはフルボッコ状態で息をしていないかもしれません。
ただ、今投資しても、JNJは増配率7%程度をずっと維持してくれるでしょうから、単純計算で10年後の買値に対する配当利回りは6%になります。とてもよいですね。投資は若い時期から始めるべきですね。
JNJだけ下落してくれるというあり得ない展開を希望しつつも、調整相場が継続しても動じない鉄のマインドを身に付けたいです。証券口座の数字など、ただのデジタルの数字だ。
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