コロナショックによる株価の暴落が全く収まりません。
大きく下落する時にちびちびと買っているのですが、買うたびに含み損が拡大しております。
アメリカS&P500は、年初から約30%もの下落を過去最速のスピードで達成しております。
巷のメディア記事を見ていると、バーゲンセールで買い場だ!という記事もまだ目につくので、まだまだ悲観一色にはなっていないのでしょうか。
こんな時、相場に目をやらずに夢中になれる現実世界のリア充的な趣味があるといいのだろうなと思います。
相場の数字の動き見ててもごちゃごちゃポートフォリオを無駄に動かしたくなるだけで何もいいことがないので、買わないんだったら放置、買うんだったら適当に逆指値で放置が1番心理的にもパフォーマンス的にも良い結果になるんだと思います。
株価の下落や損失について目を向けると暗い気持ちになりますので、持ち株の中でこの新型コロナウイルスの流行を発端とする世界市場の暴落の中でもディフェンス力というかオフェンス力を発揮し、年初来高値を更新している銘柄がありますので、日米株から1つずつ紹介したいと思います。
手持ちの日本株で最強のディフェンス力を発揮しているのは、NTTドコモです。
下落するどころか、先週年初来高値を更新しました。
年初来で10%近く株価は上昇しています。
ディフェンスに定評のある池上がチームの逆境時に神がかり的に発揮される仙道のオフェンス力を体得したような感じになっています。
通信サービスという、新型コロナ・ウイルスが流行しても需要に影響はなく、安定的なサブスクリプションサービスが好感されているのでしょうか。
アメリカ大手通信企業のAT&Tやベライゾンは普通に20%~30%暴落しているため、ドコモの優秀さが際立っています。
配当金目的で大手通信銘柄に投資するなら日米問わずNTTドコモとKDDIとAT&Tとベライゾン全部買えばいいと思う
そして、今回のコロナ・ショックでおそらく最強のディフェンス力を見せているのは、アメリカ株のクロロックスです。
洗剤や漂白剤などの生活日用品を販売しているアメリカのメーカーで、日本だと花王やライオンが業種は近いと思われます。
P&Gやユニリーバのような知名度はありませんが、普通に優良企業です。
クロロックスですが、一時は年初来で30%もの上昇を見せました(現在はプラス15%程度)。
おそらく、アルコール商品などの衛生用品を扱っていることから、新型コロナ・ウイルスによる特需を見込んだ買いが入っているのであろうと思います。
こういった特殊事情による株価の短期的な上昇は持続力のあるものではなく、すぐに元の株価まで下落してしまう蓋然性が高いものと想定しておりますが、トレーダー的に売買をする技能がないので株は放置しています。
少し前の利上げショックによる暴落時には生活必需品銘柄がボコボコに売られていましたが、今回の暴落時には期待していたディフェンス力を発揮している銘柄も少なくありません。
上昇相場で派手に儲けるのではなく、下落相場で退場しないような方向での堅実で守備力のあるポートフォリオを組んでいる人は、まだ耐えることができているのではないでしょうか。
ゼネラル・ミルズなどの加工食品会社も相対的に強い値動きです。
ケロッグも強いと書こうと思ったら先週末暴落していました。これは決算が悪かったとか何かでしょうか。
バフェット銘柄のクラフトなハインツさんはコロナ・ショックでも絶賛暴落中で、もうどうしようもないですね。
今後の世界株式市場の行方ですが、世界各国が緩和政策に打って出ているため、コロナ・ショック終結後にもしかしたらあり得るかもしれない「バブル相場」を意識しつつも、まだまだ暴落を続ける展開になっても食い下がっていく入金力の確保とリスク・コントロールが必要になってきます。
しかし、上昇相場の頃には投資本を読むのが楽しくて仕方なかったのが、下落相場になると全く投資本を読む気にならなくなるのは不思議です。
本当は逆じゃないといけないのに。上昇相場では投資本が売れて下落相場では全く売れなくなるというのが、なんとなく分かります。