新型iPhone発売と、iPhoneに優位性を感じない男が格安スマホを巡って妻と喧嘩した話

9月21日、アップルからiPhone XS、iPhone XS Max、Apple Watch Series 4が発売になりました。

金曜日という優しい現実が会社に縛られる男の憂鬱さを心なしか癒してくれる朝ZIPを見ていたら、夏の残り香をためらいなく流す使命を宿した冷たい雨が降り注ぐ中、表参道のアップルストアに新型iPhoneを求めて長蛇の列を為すまるで生まれたときからこの時この場所に存在することを見えない因縁で定められたかのような群衆の姿を映していました。

iPhoneブランドはすごいですね。

僕は残念ながらアップルの株主ではありませんが(リンゴ欲しい)、アップルの株主だったらこの情景に満足して普段よりも多めに砂糖をコーヒーに入れて恍惚の思いですすっていたと思います。朝コーヒー飲む習慣は全くありませんが。君たちのお陰で安泰だよ我が社は。

iPhone4しか使ったことない

僕は現在iPhoneを使用しておらず、iPhone使用履歴はiPhone4が最初で最後でした。

はじめてiPhoneを購入したときに、ショップ店員さんが日本ではガラゲーの需要はすぐに落ちることはなくガラゲーは残り続けると言っていたのが今は昔です。

余剰資金を投資に向けたいという思いと、結婚して子供が生まれたのを機に固定費を削減しようと思い、iPhoneを解約して安いスマホに変えました。

当時月々6000円近くスマホに払っていましたが、突如これが我慢ならなかくなったのです。

そのため、iPhone5以上のスペックの高いスマホは使ったことがありません。

iPhone解約を巡る妻とのバトル

妻はスマホ大好きで、iPhone好きでした。

スマホ中毒的に時間があるといつもスマホをいじっていました。

結婚してから妻のスマホ代も僕が払うようになりましたが、恒常的に1万円を超えており、通話が多い時は2万円に達するときもあり、僕は発狂しそうでした。

ちょうど妻もスマホを変えたいという時期で、自分のスマホを解約するさいに一緒に解約して格安スマホにしてくれと言ったのですが、反対され大ゲンカしました。

妻曰く、

  • 自分は他のものにはあまりお金を使わないから、スマホくらいは自分の好きなものを使いたい
  • スマホ代が高い時があるのはたまたまで、突発的なものだ
  • スマホを変えてカメラの性能や通信速度が落ちるのはやだ
  • 使い慣れたiPhoneから変えたくない

僕もここは全く譲るつもりはなかったので、無理やり携帯ショップに向かう駅前の道で、スマホ代が月に2万円いくこともあることを引き合いにして、なんでこんなザマになるんだとけっこうきつことも言いました(妻から僕に対する言葉のがいつもきついですが)。

結局、妻がそこまで嫌ならもういいよとなって新型iPhoneを契約してもよいと言ったのですが、妻もしぶしぶ応じてくれて、2人で格安スマホに変えています。

ただ、格安スマホにもいろいろとタイプがあり、妻の格安スマホは一定以上のスペックがあるものにし、僕の倍以上の値段のものにしました。

なお僕は、家計の固定費削減のために自ら進んで家計簿を付けて通信費の無駄を発見し機能が過剰で高額なスマホは不要だから格安携帯に変えましょうと自分から提案してくる女性よりも、家計簿を付けるのは3日で終わり、新しいiPhoneに興味を持ってちょっと使ってみたいから新型にしたいなと無邪気に言う女性のが好みです(誰もそんなこと聞いていない)。

iPhoneの優位性がわからない

僕は携帯は電話とメールとちょっとネットができればよいと思っているので、格安スマホで不自由は感じません。

古い価値観の人間なので、スマホのインターフェースも好きじゃないです。ガラケーのが好きです。

ガラケー時代は、着信音もいろんな音楽に変えることができたり、メールの絵文字もオリジナリティあるものがあって、特に気がある女の子とのメールが逐一楽しかったですが、iPhoneになって、着信音はみんな同じで、メールの絵文字もバラエティがなく味気ないものばかりになって選択肢が一気になくなり、外資企業による標準化・平準化システムの帰結としての殺風景さに違和感を感じていました。

ガラケー時代は、片思いの女の子にメール送信ボタンを押してから、メールの送信が完了するまでの5秒間くらいに画面に表示される踊る紙ヒコーキを見ながらああ送ってしまったよと無駄に悶絶し胸が締め付けられていましたが、スマホになるとメール(LINEも同じですが)送信ボタンを押すと味気ない効果音で瞬速でメッセージが届き、何か大事な人間的なものが欠落している感じがします。

SNSも、FacebookよりもMixiのインターフェースのがよっぽど使いやすいと思っています。

恋人とガラケーでするメールの楽しさは、スマホで実施するそれを凌駕していたというのが今より過去のが好きなおじさんの実感です。

可愛いメールを保存する楽しさがスマホにはありません。

指のフリック操作よりも、物理的なボタンを押す方式のがいまだにやりやすいと思っています。

バフェットはアップル株主ですが、いまだに彼はガラケーを使用しているのは有名な話です。

なお僕は残念ながらバフェットではありませんしガラケーももう使っていません。

資産が増えたら、「私がiPhoneを買う最後の人間になるだろう」とどや顔でつぶやきたいです。



2 件のコメント

  • 私もiphon4しか使ったことがありません。
    うちの妻は逆でガラケーしか使ったことがなかったのですが、やはりスマホの方が利便性が高いので格安スマホ(月1000円)を持ってもらいました。妻はたま~に長電話をすることがあるのでガラケーのかけ放題を契約しています。いわゆる2台持ちですね。

    自分が高い価値を考えているものにお金を払うことは賛成ですが、結婚して共通のお金の管理になると難しい面もありますよね。

    • 格安スマホだとガラケーの2台持ちでも安く済みますね。
      やはり結婚してから気づくことは多いですね。
      金銭感覚は結婚する前は全く気にならなかったのですが、結婚した後にいろいろと違いに気づくことがあります。
      僕が専業主夫になるか、妻が働くと感覚が近くなるのかもしれません。

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