アルトリアグループの米FDAメンソール規制への声明文の確認

アルトリアグループ(MO)のプレスリリースサイトにアメリカFDAの電子たばことメンソール製品の規制を受けてCEOが声明文を出していました。

内容を引用の上、確認してみます。

“We welcome FDA’s efforts to address the underage use of e-vapor products. That is why we believe Congress should raise the legal age of purchase for all tobacco products to 21. We also applaud FDA’s continued recognition of the potential for innovative, less harmful products that can deliver nicotine to adults who want them.

We continue to believe that a total ban on menthol cigarettes or flavored cigars would be an extreme measure not supported by the science and evidence. We expect that establishing product standards on menthol cigarettes and flavored cigars will be a multi-year, deliberative process, and we will be fully engaged throughout.

None of FDA’s proposed actions is self-executing. Each will require further action by FDA.”

As of the third quarter, PM USA’s menthol retail share was 10.2%, or approximately 20% of PM USA’s retail share.

概要を和訳してみます。

当社は、電子蒸気たばこ製品の未成年使用へのFDAの対策の取り組みを歓迎する。だからこそ当社は、議会はすべてのたばこ製品を購入できる法定年齢を21歳に引き上げるべきであると確信しているのである。当社はまた、それら製品を望む成人に対してニコチンを供給する革新的で有害性の低いたばこ製品の潜在性へのFDAの継続的な認識に賛同する。

当社は引き続き、メンソールシガレットや風味付の葉巻を全面的に禁止することは、科学と証拠によって立証されない極端な手法であるであろうと考えている。当社は、メンソールシガレット及び風味付の葉巻の製品基準を策定するには長年に及ぶ慎重なプロセスが必要であり、当社は当該期間中全力をもってこれに従事する所存である。

いかなるFDA提示のアクションも、自動発効するものであってはならない。各規制は、FDA によるさらなるアクションを要求するものである。

3Q四半期現在、PM USAのメンソール小売シェアは10.2%であり、それはPM USAの小売シェアの約20%に該当する。

ざっくり言うと、電子たばこの規制には賛成だけど、メンソールシガレットの禁止規制については反対の立場です。

電子たばこについては新興メーカーのJuulが圧倒的シェアを持っておりアルトリアは劣勢なので、規制してもらった方が自己に有利だという判断だと思われます。

メンソール製品については、直接利益に影響する可能性のある規制なので、反対の立場を表明していますね。

メンソール規制は科学的根拠がないし、規制するんだったらもっと時間をかけて慎重に中身を吟味しないといけないよというスタンスとなります。



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