身代わり受験可能な就活のSPIって意味あるんだろうか?

就職活動していると、ほぼ必ず企業からSPIの受験を求められます。

SPIはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略で、国語や算数や英語やIQテストみたいな問題と、性格診断テストが合体したインターネットから受験するあれです。

新卒の就職活動ならまだしも、中途採用の就職活動でもSPIの受験がマストになっている企業が多いので、転職活動をする人は辟易している人が多いことと想定されます。

わざわざ参考書を買って国語や算数やよくわからんパズルみたいな問題を解いて勉強するのは、なんでオレはこの年になってこんな問題解いているんだろうとすこぶる悲しくなってきます。

SPIは、特定の会場を指定されてそこで受験する方式なのはまあ置いといて、自宅のパソコンでも受験できてしまう場合があります。

新卒のSPIはこのパターンが多いのではないでしょうか。

自宅のPCで受験できる場合は、自分に代わってSPIが得意な人に身代わりに受験させても、誰かがチクらない限りは企業にばれることはありません。

身代わり受験に駆り出されている人をいっぱい見てきましたので、正直者がばかを見るテストです。

それでも実施するのですから、これは企業は身代わり受験を黙認しているとしか捉えることはできません。

身代わり受験が前提のテストなんて存在意義はあるのでしょうか。

SPIのサービスを提供している会社が儲かるということは予想がつきます。就活生のためではなく、SPI会社のために実施しているという業界の陰謀を感じます。

SPIの問題を提供する会社とかシステム会社はおいしいストックビジネスとなり、SPIの参考書を出す出版業界や予備校にもお金が入り日本経済が回るので、その意味では意味はあるんでしょう。

転職活動していた頃は、いちいち面倒くさいしこの試験に何の意味があるのか全く理解に苦しむので、採用・面接プロセスの途中でSPI受験必須の会社は敬遠したくなります。

自宅のネットで受験できるタイプの身代わり受験可能なSPI受験は、SPIが得意な人に代わりに問題を解いてもらうよう頼むのが戦略的には1番賢いと思います。

高得点をとるために身代わり戦略をとった人に対して、その戦略も点数に含めて高く評価するという企業側のメッセージでしょう。

そんなこというと、エントリーシートも同じ論理になってしまいますね。

当時仲が良かった後輩の女の子から就活用のエントリーシートを書いてくれと言われて気合を入れて夜中まで頑張って書いたり添削したエントリーシートがことごとく落とされたのは苦い思い出です。

同僚とSPIってなんの意味があるんだろうと話題になったので記事にしてみました。



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