ヤフーニュースで、Facebookがアメリカ当局と個人情報漏洩がらみで罰金が確定し、そのために決算の利益が半減したみたいな記事がありました。
5000億円を超える罰金を払うみたいです。
これを見て、ああ、これで材料出尽くしで不確定要素が無くなって株価は上向く結果になるだろうなと思ってポチッとなっとFacebookの株価を調べてみたら株価はポジティブな反応をしていました。
投資をしていなかったら、Facebookが5000億円以上の罰金を支払うことになって、利益も前年同期比で激減したというニュースを見ると、単純についにFacebookも残念な企業に成り果てかと思ってしまうところですが、投資をしているとどうやら市場はUncertainty(不確実性)を1番嫌うらしいということがなんとなくわかってくるので、一見企業にとってはとてもネガティブに感じるニュースでも、実は株価に対してはポジティブに働くのではないかという嗅覚が少しずつ働いてきます。
ちなみに同社の株価は現在200ドルを超えており、最高値付近です。
結果論として、個人情報流出がらみで株価が下落していた時期が絶好の買い時でした。もちろん僕は買ってません。
それで上場以来のFacebookの株価をざっと見てみたのですが、Facebookがテンバガー(10倍株)銘柄であることを知りました。
上場してからの最安値が20ドル付近で、最高値が200ドル付近なので、10倍を達成したことになります。
この株がアメリカ市場に上場した時は、キラキラしていてどうせすぐに下がるだろうという意見もあったように思い、実際に上場して少ししたらかなり下がる時期もありましたが、結果買って放置しているだけで大儲けができる銘柄でした。
上場時も兆単位の時価総額ですが、そこからさらに数十兆円の時価総額の企業にまで成長するとは、すごい企業です。
自分が使っているサービスの企業の株を買って持っているだけで資産が増えるのですから、アメリカ株ってすごいですね(棒読み)。
あくまで結果論でしかないですが、自分の身近にあって周りの人が当たり前のように触っているサービスを提供する企業の株が10倍株で、自分はそれにずっと投資できなかった現実になんとなく釈然としない残念な思いを抱いてしまいます。
僕はFacebookがトヨタ自動車より時価総額が高い理由が理解できません。
鉛筆も大砲も作らず実態のない広告業をやっている企業が無くなっても世の中何も困らないと思うのですが、そうではないのですね。
mixiが流行した後に日本にFacebookが入ってきて、嵐のようにみんなFacebookに移行してmixiが廃れましたが、僕はFacebookのインターフェースの使いにくさに辟易していました。
クリックするたびに10秒待たされるし、反応遅いしフリーズするし、mixiのがずっと使いやすいです。
自分の頭で考えて投資しても損するだけなので、自分が価値がないと思っている銘柄に投資すると逆に儲かったりするのかもしれませんね。