消耗した男の1日を癒す極上バニラアイスコーヒーのレシピ~ハーゲンダッツリッチミルクを添えて

すべての男は消耗品であるとは彼の有名作家の言葉ですが、男は日々消耗戦の渦中にいます。

仕事では気が合わない上司のパワハラに疲弊し、出来の悪い部下の扱いに気を病み、家に帰ればヒステリックで不合理な妻への対応に心が折れます。いったい俺はなんのために生きているのだ。それでも時間は残酷に男の生命力を奪い、夜が明ければまた終わらない戦いにその身を投じなければなりません。

標準化・典型化・平準化・準則化・規格化の権化であるチェーン店の1つであるスターバックスは、「第3の場所(サードプレイス)」を提供しているといいますが、社会人になって結婚して職場にも家にも居場所がなくなってようやくこの「第3の場所(サードプレイス)」の価値が身に染みてわかった男性は多いことでしょう。

今日はそんな男の疲れを癒す特別なバニラアイスコーヒーの作り方を披露したいと思います。

材料はお湯とネスレのインスタントコーヒーとバニラアイスです。

僕はネスレが好きなので(株主になりたい)ネスレを使っていますが、コーヒーならなんでもよいです。

みそはバニラアイスにハーゲンダッツのアイスを使うことです。これをケチってはいけません。スタバで500円払うより、ハーゲンダッツに270円払ってください。

通常のバニラとはまた違う「リッチミルク」という商品があるのですが、これをピックアップしてください。濃厚で本当においしいです。

あとは、村上春樹的に熱いお湯を沸かして繊細にコーヒーを淹れて、熱いブラックコーヒーの中に思う存分欲望を解放してハーゲンダッツ「リッチミルク」のアイスを投入すれば完成です。

スタバのバニラクリームフラペチーノとかなんとかチョコチーノとかよりもずっとおいしい自作コーヒーが味わえます。

こんな感じです。バニラアイスの甘みがたまりません。

エスプレッソではありませんが、アフォガードにも近いですね。

僕はブラックコーヒーが苦手で、カフェラテやカフェオレが専門ですが、毎日カフェラテやカフェオレを飲むと、コーヒーではなく牛乳の成分が体に害悪を及ぼすおそれがあるという怖いネットの記事を見て、カフェインの摂取方法を変更する大なる必要性に迫られていました。

かといってブラックコーヒーは苦すぎて無理だし、砂糖いれすぎても体に悪いしで熟考していたところ、たまたまデザートに食べようと買ったハーゲンダッツのバニラアイスをコーヒーに淹れれば美味しいのではないかという思考が働いたのです。

イノベーティブな組み合わせ思考の典型的な成功事例です。

スマホを置いて、パソコンもテレビも音楽も消して、ゆったりと座椅子やソファに座ってその誠に美味なるまろやかな味に浸ると、孤独で傷ついた男の1日の消耗が緩和されます。自分を救える人は自分しかいません。

俺はこの世知辛い世界を受容して生きていくことはできない、しかし、この世界と妥協して生きていこうと思う。

なおバニラアイスも牛乳だし砂糖がいっぱいだというナンセンスな指摘はことの本質を捉えていませんので、受け付けません。美味しいは大正義です。