会社のお金で食べるディナーは美味しい

僕はバックオフィス部門なので、取引先を接待したり、取引先から誘われたりといった、会社の外の人と会食をするという機会がとても乏しいです。

あるとすれば、海外グループ会社のカウンター部門の人が日本に来た時に接待するとかくらいです。これは必然的に英語になりますので、苦痛の方がずっと大きいです。

こういった会食はあくまで仕事の一環という性質が強いので、しょっちゅう会食している夜も忙しそうな他部門の人を見ていると大変だなあと思いつつ、取引先との会食を会話のネタとして振られると、同じような経験が乏しくネタを返すことができずなんとなく自分のサラリーマンとしての経験の乏しさに残念な思いをすることもあります。

いつもビルの中にこもって太陽光も浴びずに人工的な光の中でひたすら座ってワードやったり資料を見たりと、本当に不健康極まりないです。

最近よく契約書を担当している他部門の偉い人と仕事を通じて顔を合わせることが多くなり、一応自分も関わっていた案件で契約書の締結をすることができ、契約書のやり取りをよく尽力してもらったので是非にと、相手先企業との会食に招待してもらいました。

この方は週3とか4で会食しているような会社の最前線にいる人です。年収はべらぼうに高いですが、こんなに家に帰らないで夫婦関係は大丈夫なのかと他人事ながら思ってしまいます。

前の会社に勤務している時に、「ファーストクラスは絶対に会社のお金で乗るべきだ」といつも声高に主張している人がいました。

自分の金でファーストクラスなんか乗ったら負けであると。会社の金で乗ってこそ一流であると。

さすがにファーストクラスは乗れませんが、こういった会社間の会食だと、普段プライベートではまず行かないような良いお店に行くことができます。

幹事的ポジションだったらゆううつの極みだったと思いましたが、どちらかといえばもてなされる方だったので、気も楽で、美味しいご飯を堪能することができました。

こんな時に酒が飲めてワインをいくらか嗜むことができたらなあと感じます。

そして周りの人を楽しませることができるコミュ力やトーク術でもあれば良いのですが。

高くて美味しいお店のディナーは会社の経費で食べるに限りますね。

そして、権力を持ったら取引先との会食と称して美味しいお店に行ってやろうと思ったのでした。