時価総額兆単位の超大企業でも仕事始めは超憂鬱というサラリーマンの悲しい現実

1月4日か7日から楽しい正月休みが終わって仕事始めというサラリーマンの方が多いことと思います。

休暇期間が長ければ長いほど、休暇期間が充実していれば充実しているほど、休み明けには心と体に負の圧力がかかります。

冬休み明けの仕事始めの朝は辛すぎて、願わくば布団と一体化してしまいたい気分です。

サラリーマンとして組織で働いている限り、この気持ちから逃れられることはできません。

僕はサラリーマンとして複数の職場を経験しています。

中には、時価総額が兆を超えるような大企業で働いていたこともありました。

外から見れば、日本を代表する大企業で働き、手厚い複利厚生があり、サラリーマンという範囲であれば高年収で、総論としてはホワイトな環境、同期入社の平均レベルより少し頑張って働いていれば海外駐在となり30歳手前でも年収は2,000万を超えることが可能という恵まれた状況でした。

客観的に見れば恵まれた待遇面でも、日曜午後や長期休みが終わりに近づくとやり残した案件や対応しなければならない案件が頭に浮かび、もう離れなくなります。

夏季休暇や冬季休暇などの長期休み最終日などは何もやる気が起きずぼけーっと時が過ぎるのを徒に見ているだけです。仕事始め当日に至っては、ストレスで胃が痛くてトイレに籠っていたこともあります。

なかなか本社に行けない人が多い中で本社勤務となり、その中でもかっこいいことしている部署に勤務していたらこうなってしまいました。

本社よりも、のほほんとしていてクオリティー・オブ・ライフの高い地方の支社勤務だったら違ったサラリーマン人生だったかもしれません。

自分が勤めた中では、時価総額が大きい企業に勤務しているときほど日曜夜や仕事始めの朝の憂鬱さが大きくなるという状況でした。

時価総額兆単位の超大企業に勤めてもこの有様だったので、キャリアアップしてより上の企業に行きたいとか、スキルアップして専門性を磨きたいとか、仕事で大きなことを成し遂げて自分も成長したいとか、何か新しいことに挑戦したいとか、悲しいくらいにそういった成長志向の感情が年を重ねるごとに萎んでいくのがわかります。

逆に、熱心にサラリーマンとしての自分の将来のキャリアを語る人や、やりたい仕事を努力して頑張っている人を見ると、眩しくて羨ましくなります。

サラリーマンをする以上は、結局は自分に合わない同じ階段のどこかを昇り降りしているに過ぎず、どこに勤めても基本は同じだろうという冷めた思いに染まりつつあります。

楽な部署で、新規性のないルーティーンワークだけしてノーストレスで過ごしたい。

自分の性格的な問題も大きいとは自覚していますが、表向きは円滑にやっていこうとしているものの根本のところで不特定多数との人間関係が不得意で、人から指示されるのも人に指示をするのも苦手です。

サラリーマンをしている多くの人はそんな感じなのでしょうが、自分はそんな感じの中でも下位グループに属する人間だと思います。

組織で働かず、個人で家庭教師などをしながら気楽に生きていくのが性に合っているのだろうなと思うことがあります。じゃあそうやって生きろよと言われても、実際はそうしないヘタレですが。

どうしても長い休み明けは心理的に「陰の極み」のサイクルなので、悲観的な内容を綴ってしまいました。

普段はもう少し元気(なはず)です笑。逆張り的な思考だとサイクルの底です(だといいです)。

長期投資や配当再投資といった時間がかかる投資方法なんて自分には到底無理で、マグロの一本釣りで特大マグロを釣ってすしざんまいさんに売却し瞬速で3億円稼いでひゃっはーしたい欲望が抑えきれない1月の仕事始めです。

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