結婚し夫になり、子どもが生まれ父になると、子どもが相応の年齢になるまでは夫も妻も自分の時間などほとんどありません。
平日仕事で遅く帰ればもう夜ご飯を食べて寝るだけですし、早く帰れば子どもをお風呂に入れて寝かしつけているとだいたいそのまま自分も一緒に寝てしまいます。
平日に子どもが寝た後が唯一の自由な時間で、土日は子どもの習い事の付き添いやも子どもと遊んだり、家族と出かけたりしてで終わっていきます。
そんな忙しい日常生活の中で、妻が、「今度の土日は子ども連れて実家に帰ろうかな」などと話すと、不意に抑えきれない笑みがこぼれてひゃっはーしてしまう世の男性は多いのではないでしょうか。
ふーっ、妻も子どももいないし週末はゆっくりできるぜ。
男にとって久方ぶりに訪れる1人の時間。そんな貴重な短い時間を彼はどのように過ごすのか、考えるだけでふーふー涎がたれますね。
妻と子どもが妻の実家に帰省したときに夫がしたい6つのことを紹介したいと思います。
1・起きるまで寝る
男が1年で好きなだけ寝られるのは自分の実家に帰省しているときか、妻が子どもを連れて妻の実家に帰っているときだけです。
平日は仕事で目覚めたくもないのに不愉快な目覚ましの音で仕事という戦場に駆り出され、休日になれば平日は早く起きないのになぜか休日になると早く起きる子どもに起こされ、または妻のお前いい加減早く起きろよプレッシャーに到底耐え切れず眠い目をこらえて起きることになります。
そんな男にとって起きるまで寝られるというのは、まさに至福ここに極めり。
寝ると言う行為を味わい尽くせる瞬間です。
年を取るごとに昼過ぎまで寝られなくなる悲しい現実を噛みしめながらも、今だけはと寝たいだけ寝ます。
2・ごろごろする
休日でもごろごろしようものなら、妻から食べて寝てばっかりだねと言われ、寝ている暇があったらお昼ご飯つくるか少しくらい家事やってよと言われる宿命です。
ごろごろ寝る。ごろごろテレビをみる。ごろごろ映画をみる。ごろごろ漫画を見る。ごろごろゲームをする。ただごろごろする。
ごろごろという修飾語が頭につくだけで、後に続く動詞も水を得た魚となります。
何もせずにゆっくりするのもよいです。
無意味にごろごろするという一見無駄な時間があるからこそ、それが有意な時間を生むのです。
3・だらだらする
ごろごろするとだらだらするは意味が異なります。
ごろごろするとは、文字通り人類が獲得した二足歩行という奇跡を放棄し肢体を重力に任せる行為です。
だらだらするとは、1つ1つの所作の緊張を緩め形式を放棄することです。
だらだらテレビを見る。だらだらご飯を食べる。だらだらスマホをする。
自由になった男にしか許されない所作です。
誰にも束縛されずに、自由の果てにあるだらだらを掴みます。
ごろごろしながらだらだらするという上位互換技もありますね。
4・やりっ放し出しっぱなし
片付けなんてもちろんしません。
出したものは出したまま、やったものはやったまま。
誰かが小説で言っていましたが、片付けなど所詮雪かきのような行為です。
やってもやっても終わらない無駄な行為はしません。
5・映画を5本借りて見る
土日に思い切り映画を見たいという抑えていた衝動を爆発させます。
TSUTAYAかゲオに行って好きな映画を5本借りて見ます。
アマゾンプライムやネットフリックスの動画を見ると言う無粋な行為をしてはいけません。
自分の足を使い自分でパッケージをとって物を確かめ、自分で見たい映画を選ぶのです。
開放された精神をもつ彼には、センチメンタルなヒューマンドラマや恋愛映画など無用です。
気分に相応しい派手なアクション映画やSF映画で攻めるのがよいでしょう。新しい映画だけではなく、昔見たけどもう1回見たい映画も混ぜるとよいですね。
何事も拡散と収縮のバランスが大事です。映画を見ることで感情を拡散し、普段収縮している感情のバランスを保ちます。
6・妻と子どもの写真を見る
2日もすれば1人でいる自由が1人でいる孤独に侵食され始めます。
そんなときは家族の写真や子どもの動画を見ます。
動画の中の子どもの無邪気な声を聞くと、愛おしさが爆発します。
たまった洗い物をして洗濯物をたたんでお風呂掃除をして、妻と子どもを迎える準備をします。
そして、自分なりにがんばって一応の掃除はしたものの、帰ってきた妻に、なんでたった2日でこんなに家が汚くなるのか、なんで掃除機がかけてないのかと詰問されて怒られましょう。
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