夏と隕石と娘

暦が8月になりました。

夏と言えばカブトムシが君臨する季節です。

お祭りで買ったカブトムシの雄と雌を飼っていたのですが、1匹死んでしまいました。口惜しい。

今が1番暑く、1番いい時期ですね。8月になると、夏の終わりの予感にただただマイハートが切なくなります。

山下達郎の「さよなら夏の日」をカラオケで歌いたいです。一緒に行く人もいませんが。

さよなら夏の日僕らは大人になってゆくよ。

仕事中に夏を惜しんで「夏 切ない 画像」とか検索してノスタルジアでセンチメンタルジャーニーな画像を見てノスタルジーな気分に浸る給料泥棒です。なぜ僕は夏に仕事をしている人間になってしまったんだろうか。

小学館から発行されている恐竜図鑑を娘に買って以来、娘が恐竜にはまっています。恐竜のぬいぐるみを買っておままごとしたり。

なぜ恐竜がいなくなったのかと聞かれたので、それは隕石が地球に落ちて大きな爆発が起こって恐竜さんがみんな死んでしまったせいだと説明しました。

恐竜の絶滅原因説はぼくが子どものころはいろいろな説がありましたが、今は隕石説が定説になりつつあるのですね、そう図鑑に書いてありました。

しかし隕石といったところで、隕石がどのようなものかをイメージすることは子どもには難しいです。

そのため、ちゃんと理解できるように文字情報だけではなく映像を見せようと思って、Youtubeで隕石が地球に衝突して地殻変動が発生して火山が火を噴き地球が火の海となって滅びる動画やアルマゲドンで隕石がパリに落ちてパリが崩壊する動画などを見せました。

娘に隕石の正確な理解をさせたことに心持ち彼は満足した様子でしたが、思わぬ副作用がその後発生しました。

子どもには隕石動画の衝撃が強すぎて、ことあるごとに娘が、隕石が地球に落ちてこないか心配するようになったのです。

幼稚園に行くときも隕石はこないかと確認したり、隕石が地球に落ちてくるのが怖くてお腹がいたくなったり、夜中に突然起きだしたり、ちょっとしたトラウマティックな影響を与えてしまいました。

僕が仕事でいないときもしょっちゅう家で隕石を心配している状況なのでどうにかしてくれと細から言われました。

地球には大気圏というバリヤーがあるから大丈夫といっても全然大丈夫ではなく、万一のときはアメリカ軍が爆弾を使って隕石を爆破してくれると言っても爆弾が何かを彼はわかりやすく説明することができません。

近くの大きくて頑丈なショッピングモールやスーパーの中に入れば隕石が落ちても大丈夫と言っても、でも火山が爆発して火が来るから全然大丈夫ではないと言います。

パパは強いから隕石が落ちてきてもパンチで隕石を壊せると言っても、パパ弱いから隕石に勝てるわけないでしょと断定されます。

なかなかに彼女の不安を取り除くのは難儀です。

あと何回過ごせるか分からないin the middle of summerで、娘が隕石を怖がるという、これもまた我が人生の良き思ひ出哉。