ストップ安台風

台風13号の日本接近に伴い、会社で「台風・会社・帰宅命令」、「台風・なぜ夜に来る・理由」とグーグル先生で検索したサラリーマンの方は多いのではないでしょうか。その中でも僕は筆頭格です。

常時台風の進路を確認するのに余念がなく、いつ早期帰宅命令が会社から出るのかそわそわわくわくしながら待っていました。

小学生のころは、夜中に来る台風の風雨が雨戸に当たる猛烈な音に恐怖を感じ布団を頭までかぶっていた反面、暴風警報で学校が休みになるのが本当に嬉しかったものです。

しかし、社会人になってから襲来する台風はなぜ夜中に来て早朝前に去ってしまうのでしょうか。サラリーマン7不思議の1つです。何等かの認知バイアスが働いているのかもしれませんが、経験則では僕が住んでいる地域はこのパターンがテンプレパターンになっています。もっと正面から昼間にアタックしてくれればいいのですが。

グーグル先生で台風はなぜ夜来るのかと調べていたのですが、科学的な根拠を見つけることはできませんでした。科学的な根拠はないのでしょうね。

首都圏に上陸予想の台風を見ていると、決算でアナリストの予想に満たずに株価が暴落する銘柄との共通性を感ぜずにはいられません。

台風が発生して日本本土への上陸が予想されるようになると、強烈な台風が首都圏直撃との文字がメディアに踊ります。予想上陸時間帯が夜や未明でないとさらに嬉しくなります。、台風で出社しなくてよくなるか、早退できるかという期待が、否が応でも膨らみます。

そして実際上陸するという段階になるとテンプレ通り、勢力が弱まる、夜間か未明に来て朝起きたら全然雨も降っていない、当初の上陸予定コースから外れる、といったサラリーマンの期待を裏切る行動をとります。ストップ安台風ということが判明し失望だけ与えます。

今回の台風13号(「サンサン」という可愛い名前です)は、僕の会社は早期の帰宅命令までは出ませんでしたが、各自の判断で早期に自主的に帰るのはOKというなんとも中途半端な通告が出ました。

これは帰りにくいなと思っていたところ、上の人が積極的に帰ってくれたので、雰囲気的にみんな帰る流れが醸成され、僕も定時前にあがることができました。意外とホワイト企業ではないか。

災害が発生せず、日本のサラリーマンをして会社を早退せしめることができる台風はウェルカムです。次の台風14号は「ヤギ」という名前みたいですね。またかわいらしい名前です。

なお台風といえば、ドラえもんの『台風のフー子』は名作です。



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