AT&Tの株価がずっと冴えない展開が続いています。
2016年10月に、854億ドルでタイムワーナーの買収を発表以降、一時的な上昇はあるものの株価は右肩下がりとなっています。
買収額9兆以上ですが、アメリカ企業の買収のスケールを感じますね。よくこんな金調達できますね。
AT&Tのタイムワーナー買収は、アメリカ司法省がワシントン連邦地裁へ競争法違反で提訴しているため、成立の可否は法廷で争われます。規模が規模ですから、何年も長引くのではないでしょうか。ということは株価が冴えない状態はずっと続きそうですね。
買収が成功するか否かを予想するのは無駄だと思います。
分かるわけありませんので。ジャンケンと同じです。競争法違反なので、この買収により市場独占効果が生じ消費者に弊害が生じるかどうかが論点になるのでしょう。正直そんな複雑な市場のことを裁判官に正確に判断する能力はないと思うし(経済や市場の専門家ではありませんし)、どちらの結論にも理由をこじつけて持って行くことはできますので(それが法律学というものです、裁判官の主観なり相性なりで判決なんか変わります)、どちらの結論になってもいいように予め自分でこの銘柄に対するスタンスを決めることが大切だと思います。僕はホールドの予定です。
(出典:SBI証券HP)
AT&Tの5年チャートです。チャート的にはボックス相場の下限に来ており、買いたくなりますね。ここ5年で最安値圏です。配当利回りも6%超えで、増配率は期待できませんがインカム狙いの投資家にとっては十分ではないでしょうか。
タイムワーナーの買収発表で株価が下がり、司法省の提訴によっても株価が下がっているので、市場の反応は本当にわかりませんね。いったいどっちの結論に行って欲しいのでしょうか。
市場は不確実性を1番嫌いますので、買収の成否が決定しないという状況が1番ネガティブで、どちらの結論になっても結論さえ出れば意外に株価は上がっていくのではないかと予想します。まあトランプ大統領誕生で株価が爆騰したのを誰も当てられなかったので、今回も予想する意味もないでしょうか。
タイムワーナーの株主になりたい
僕はAT&Tに投資していますが、ぜひとも買収は成功してほしいと思っています。理由は、タイムワーナーの株主になりたいからです。
タイムワーナーは、傘下にCNNやワーナーブラザーズ(Warner Bros.)をもっています。
買収が成功すれば、これら企業の株主になれます。考えただけで楽しくなりませんか。英語のリスニング教材で用いてまったく理解できない失望とこの上ないストレスを味わわせてくれたり、トランプさんに批判されるフェイクニュース番組の株主ですよ。
子会社のワーナー・ブラザーズは、マトリックスの配給会社です。
ワーナー・ブラザーズといえば、マトリックス、ロードオブ・ザ・リング、インセプション、ラストサムライ、今ヒットしているスピルバーグのレディ・プレイヤー・ワンなど、そうそうたる大ヒット映画を配給している映画会社です。
現在公開しているママレード・ボーイとか、デスノートとか、有名な国内映画もいっぱい配給しています。
映画のオープニングでワーナーのロゴが登場するシーンかっこいいですよね。1番センスあると思います。20th Fox、ディズ二ー、ユニバーサルと並ぶ4大配給会社です。
僕は映画会社と仕事をした事があるので、映画を見るときはクセでどの会社の配給作品かまずチェックしてしまいます。
映画が大好きで、ワーナーの映画を見る度に株主になりたいなあと思っているので(じゃあワーナーの株買えよという話ですが・・)買収が成功したらAT&T 末永くホールドできそうです。考えただけで買い増しに傾いてきてしまう。マトリックスの株主ですよ!買収は成立しないという意見のほうが多いように思うので、先回りして少し追加投資しようかな。
僕はディズニーには投資していますが、コムキャスト(ユニバーサルはこの子会社になります)とワーナーの株主になり、ハリウッドの株主になりたいと考えています。
映画館にいって、あるいは金曜夜にTSUTAYAで映画を借りて、オープニングの企業ロゴを見るだけで悦に浸ってしまいそうです。ああ、我が社の映画すばらしいなあと同じく我が社コカ・コーラと我が社ハーゲンダッツ片手に鑑賞したくなります。株主冥利に尽きますね。
ディズニーへの追加投資と、コムキャストの新規投資はずっと狙っているのですが、なんだかんだで配当利回りの高い銘柄に触手が伸びるのが悲しい性です。最近は日本の高配当銘柄を狙っているので。
ちなみに今夏公開する「ジュラシック・ワールド/炎の王国」はユニバーサルの配給です。予告見る限り内容は期待していませんが、どうせヒットするでしょうから、その前に買ってしまおうか・・・。
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