9割以上のサラリーマンにとって、月曜日ほど憂鬱なものはないのではないでしょうか。
徐々に近づく週初めの勤務を意識して、真面目な人ほど日曜日の午後からなんとなく気分が晴れない状態になって、気力もないので夜も早く寝てしまいます。
仕事にストレスがなくこの現象と無縁な人は、本当にうらやましいです。
そんな恵まれた人は仕事から逃げる必要もないので、投資にも時間を掛けてどっしりと取り込め、投資パフォーマンスも上がるのでしょうね。
僕は常々、この国にはプレミアムマンデーの導入が不可欠であると確信して止まないのです。
国会議員になるときが万一あるとすれば、真っ先にこの施策の法令化を約束します。
月曜朝の電車は寝る以外何も出来ない
僕は会社勤めが苦痛なので、月曜日はとにかくひたすらブルーです。朝ご飯も少ししか食べれません。
よく電車でスマホを見たり本を読んでいる人がいますが、なんでそんな元気あるんだ君たちはと驚嘆の思いで眺めています。月曜の朝は僕はスマホを見ることさえできません。
ポケットからスマホを出してボタン押してパスワードを入れてチカチカ光る画面を見るという行為がとてつもなく億劫でやりたくないのです。
本をかばんから取り出して読む元気もないです。
もはや存在しているだけの存在です。
なのでひたすら目をつむって寝ていたくなります。
これ異常でしょうか。
月曜朝は仕事にならない
仕事している人もたくさんいるのでしょうが、僕は月曜朝はまったく仕事ができません。
休み明けで仕事モードに入っていないからか、メール確認して案件整理して、でも10分に1回はヤフーニュース見て、一応対応しないといけない書類のワードファイル開くけどやる気なくて今後の投資戦略考えたり何で今日月曜日なんだろうゴジラでも現れればいいのにと考えたりそういえば今週1週間の社員食堂のランチメニューはなんだろうかとメニュー見たり特に重要でもない社内イントラサイトの価値のない記事をつぶさに見たりと仕事以外のことを堂々巡りして、生産的なことが何も行われません。
お昼食べるとようやく仕事しなきゃと思って具体的に手を動かしだします。体がエンジンをかかることをそれまで拒否します。
自分にとっても会社にとっても無駄な時間だとしみじみ思います。弊社の株主様に怒られそうだ。
プレミアムフライデーとかいう愚策
プレミアムフライデーとかいうもうメディアでも取り上げられなくなった謎の施策がありますが、愚策の極みだと思います。
金曜午後休みでその後連休になるとどうなるかというと、日曜夜と月曜朝が通常の土日より憂鬱になるだけではないかと思うのです。
休みが続いたほうが翌週の出勤に係る精神的ダメージは大きいです。月曜日は自殺者が多かったり、電車が止まることも多いと聞きます。これを助長するだけではないでしょうか。
金曜午後というその瞬間は楽しいと思いますが、それ以上の負の精神反動が翌週くると分かっているならばいっそのことそんな施策に身を委ねたくない。アリとキリギリスのキリギリス性向に近い施策です。現在享受できる楽しみに価値を重く置き、後の反動を何も考えていない。
金曜午後休みにするよりは、その分月曜午後を休みにしたほうが精神の安定に資すると強く思うのです。
なぜ誰もプレミアムマンデーを唱えないのか、理解に苦しみます。
プレミアムマンデーはディフェンシブ志向だ
月曜午後休みだと、日曜午後も精神的に楽なので有効に過ごせるでしょう。
また、朝だけなら、仕事もがんばれると思うのです。ここでポイントなのは、決して月曜全体を休みにしてはいけないということです。午前だけ勤務だったらいっそ1日休みにすればいいのにと思う人もいるかもしれませんが、3連休にしたら火曜に社会復帰できませんよ。
あくまでも会社に出勤するけど、短時間で帰宅できるというのがポイントです。こうすることで、前日日曜の気落ちを回避するとともに、火曜日からのフルタイム勤務にも円滑に移行できます。
しかも、月曜午前中だけの勤務にもかかわらず、従来より月曜日の仕事のパフォーマンスが上昇するという逆説的な事象が日本中で大量発生することでしょう。
プレミアムマンデーは、精神に作用するネガティブ要素を低減することを重視しており、その意味で、よりディフェンシブな施策だと思うのです。市場に生き残り続けるための施策です。
プレミアムフライデーとプレミアムマンデーとどちらが会社員の満足度が高いのか、一回実験してみると面白そうに思います。
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