【GE】110年の歴史が途絶える ダウ工業株30種平均から除外

げゼネラル・エレクトリック(GE)が、ついにダウ工業株30種平均から姿を消しました。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが19日、GEのダウ平均からの除外と、ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの追加を発表しました。

GEは、1896年のダウ創設からの構成銘柄で、1度外れてまた構成銘柄入りしているのですが、1907年以降は1度も外れたことのない銘柄でした。

ダウ「工業株」というものの、GEが外れるともう純粋な工業銘柄の数が限られてしまい、ネーミングが時代に合わずミスリードなのかもしれません。

ぼこぼこに売られ続けるGE

(出典:SBI証券)

GEの5年チャートです。2017年中頃からの下落がえげつないですね。2017年11月13日にリーマンショック以来となる減配を発表(配当を従来の24セントから14セントへと半減)してからは、直近高値から60%近く暴落しています。

ホルダーはたまったものではありません。

僕もGEが30ドル手前をヨコヨコしていたときは、少年のロマンが詰まっている企業GEに投資したいなあと思っていた時期がありました。好みとして日用品企業、食品企業(こちらもボコボコに売られていますが・・)や医薬品企業を優先していたので、投資するまでは至りませんでしたが、この暴落ぶりを見ると、いよいよバリュー投資家(誰のことだ一体)の血が騒ぎます。

ダウ平均から外れると、株価は上がる?

どうもダウ平均に新規に追加された銘柄よりも、外された銘柄のが株価が上昇するジンクスがあるようです。

直近では2015年にAT&Tが外れアップルが新規にダウ平均算出銘柄に加わりましたが、この例ではアップルは爆上げし、AT&Tは無惨に売られて配当利回り6%となっています。

なので、もちろん企業業績が伴わないことにはダウ平均に入っていても外されても株価は上がらないのでしょうが、そろそろ材料出尽くしでは?と虎視眈々と狙っている投資家も出てくる頃合いだと思います。

GEは現在配当利回り3.7%

かなりの高配当銘柄になっています。

2000年のITショックとリーマンショックで大幅減配していますので、永久ホールドは難しい銘柄だと思っていますが、20%くらいのキャピタルゲインなら何か材料が出ればとれないかな。

直近の配当金は現状維持

6月8日にGE取締役会は、次の四半期配当を1株当たり12セントとすると宣言しています。配当金額の現状維持となります。

他にも欲しい銘柄はたくさんあるため、現状では投資対象ではありませんが、オールドエコノミーの重鎮として、今後の復活に期待したい企業です。

 

 



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