株価急落時の気持ちと急騰時の気持ちを真空パックしておけないもんかな

大学時代、Mr. Childrenの「Drawing」という歌が好きでカラオケでよく歌っていました。

この歌の歌詞の中に、次の様な素敵な歌詞があります。

この素晴らしい煩わしい気持ちを真空パックしておけないもんかなあ

先日ふと株式投資とミスチルのこの歌の歌詞がリンクしました。

ダウが最高値を更新し株価の評価額があがり資産額がプラスにふれればドーパミンが出て資産額の計算に余念がありません。

次はどの株を買おうかとうきうきしながらウォッチング銘柄のレッツ株価チェックをします。

持ち株については明るい未来しか想像できず、売るなんて思いは微塵も発生しません。

いっぽうで、ダウがたった1%下がるだけで、新規投資や配当再投資で購入しようと思っていた銘柄の購入を躊躇しひとまず来週の様子を見ようとなり、マイナスを連ねる持ち株群に真っ暗な未来しか想像できなくなります。

僕は配当目当ての株は基本売る気はないので、いちいち株価を見る必要も株価の動きに動揺する必要もないのですが、我ながらよくもまあこんな短期間で感情が動くなあと思うときがあります。

そして、この感情に左右されたトレードをしている限り投資で成功は望むべくもありません。

一定の条件が成就されるとトレードをするという機械的なトレードは、投資で全く役に立たないどころかパフォーマンスを下げる最大の原因となる人間の感情を排除でき有効性のあるものと思いますが、人間の感情を排するだけではなく、実際に発生する感情と逆のベクトルの感情を発生させることができれば、投資での成功は約束されたも同然なのではとふと思いました。

つまり、株価が上がったときには株価が下がった時のネガティブな感情を発生させ、株価が下がった時には株価が上がった時の高揚しているポジティブの感情を発生させるのです。

人間の感情パターンがパフォーマンスを下げる原因であるならば、逆パターンの感情を強制的に発生させれば劇的に勝率が上昇するのではないか。

対照実験して結果を検証してみたいところです。

中学1年の理科のテストで対照実験を「対象」実験と書いてしまい失点したのは悔しい思い出です。

もちろん感情を保存しておくなどできないのですが、株価上昇時の感情と株価下落時の感情をそれぞれ真空パックにしてとっておいて任意に保存した感情を現在の感情に優先して発生させるというシステムができたとき、彼は聖杯を手に入れることができるのかもしれません。もっとも、それも皆が同様のシステムを入手してしまうまでの話となりそうですが。



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