夫婦関係は本当に外からはわからない~東出くんは責められすぎ

俳優の東出昌大の不倫で芸能ニュースが持ちきりです。

NHK(日本引きこもり協会)の朝ドラの「ごちそうさん」カップルです。

ごちそうさんの主題歌はゆずの「雨のち晴レルヤ」です。

歌自体はとても良い曲です。

なのですが自分が仕事が嫌すぎて毎日絶望している絶望先生状態の頃だったので、ちょうど出社の少し前に流れ始めるこの歌が不愉快極まりなくて大嫌いでした。

結婚生活5年のうち3年は不倫関係にあって、妻が子供の妊娠中から不倫していたとか、子供が3人もいるのに不倫していたとかで、特に女性からのバッシングは凄まじいものがあります。

妻と3人の幼い子供を裏切った女の敵です。

まさにクズ男の極みここにありという感じなんでしょう。

しかし、僕の感覚からすれば責められようが異常な気がしてなりません。

中身をよく見ずに表向きの報道だけで死刑判決を声高に求めているような感じがします。

というのも、メディアのワイドショーに流れる情報に基づいて、夫婦関係の本当の姿を知ることなんて絶対にできないと思うからです。

結婚している人はわかると思いますが、夫婦関係の実態というのは当事者以外は本当に外からは分かりません。

外から見えている姿なんて嘘ばっかりです。

理想の夫婦、お似合いの二人、良い父であり良い夫、良妻賢母といった外からのイメージとは裏腹に、お互いを憎みつつも形だけ夫婦を続けているカップルや、仮面夫婦のカップルなんて腐るほどいるでしょう。

外面は健気でか弱くて一途な感じがするのに、うちの中では自分が宇宙の中心で、すべてにおいて自分のいいように物事が運ばれないと我慢できず、自分の気にいらない夫のささいな行為にヒステリックに怒り、自分に対しては過剰な気遣いを求めるくせに夫に対しては何ら気遣いができない女だっているでしょう。

今回の東出くんの不倫の件では、完全に東出くんが「悪」で、杏さんが「善」と、とてもわかりやす善悪二分論で語られており、東出くんが懲らしめられてせいせいする勧善懲悪モノになっています。

僕は男なのでどうしても男目線になりますが、彼を他の女性に走らせてしまった原因が何かあったのではないかと考えてしまいます。

自分の家にいるのが嫌になったり、ストレスを感じたり、結婚相手の女性といることで孤独が増長されるような環境にあったり、自分の存在を認めてもらえずにどこか満たされない思いを感じていたりと、彼の目線からすれば、相手の女性の一方的で独善的で不合理にヒステリックで自分の存在を否定してくるような振る舞いの蓄積や、彼にとっての精神的なDVに当たるような行為に耐えるのが限界になったり、彼にとっての安らげる家庭環境がなかったことによって、どこか埋めることのできない孤独を常に感じていたのではないか。報われない空まわりした気持ちを抱いていたり、誰かに甘えたくても甘えることのできない救われたい寂しさを抱えて辛い毎日を生きていたのではないか。

1人でいる時より2人でいる時の孤独のが辛いんです。

そんな状況だとしたら、僕は彼に同情の思いを抱きます。

互いが互いを理解しようとせず、互いに相手を思いやることができない夫婦でしかなかった。

自分は何も悪くなく絶対に正義だという高慢な驕りが1番の罪だ。

彼がもともと人格的にただのクズ野郎で、結婚相手の女性に何ら非がないのに自分の欲望のままに他の女性に走っていたなら、これはもう弁解しようがなく、クズの極み乙です。

また彼の子供に対しては、一切の弁明は意味がないと思います。大好きなママを裏切った父親として、子供に贖罪すべきだと思います。

しかし子供との関係は明白にそう言えても、妻との関係は結果だけでは語ることのできない深い問題が潜んでいる可能性だってあります。

本当の事情を知り得ない外野がとやかく言う問題じゃない気がしてなりません。

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