お金があるだけで人生幸せとは言えませんが、多くの悩みや願望はお金があれば解決できることもまた事実です。
先日、医者をしている大学の先輩と久しぶりに会いました。
かなり気が合う関係で、お互いの独身時代は共通の友達を誘ってよく合コンを一緒にしていました。そして医者がいかにモテるかをまざまざと見せられました。
合コンが終わってから駅の高架下の寂れた蕎麦屋で男だけで食べる蕎麦がとても美味しかった。
この先輩は東大理三でそのまま医学部卒なので、日本最高の偏差値を携えている人です。
勤務医として勤めた後に現在は独立開業しており、経営も順調ということです。
若い看護師さんとか事務員さんとか好きにいっぱい雇えて良いですねと言ったら、そういう人はすぐ辞めてしまうから、40過ぎた安定感ある人しか雇わないと言っていました。そういうものなのですね。
世間的には最強の勝ち組で、医者の中でも勝ち組に入ります。サラリーマンがどうがんばっても手が届かないお金を稼いでいます。
さらに奥さんも大手企業に勤務しており、世帯年収はやばいことになっていると思われます。
投資もしているので、投資の話もするのですが、投資よりも元々の年収が高いので、そちらの寄与度のがはるかに高いでしょう。
年収という面から見るともうこれ以上は稼いでも仕方ないレベルで、欲しいと思うものは大抵買えるし、豊かな生活も可能ですが、それでもこの先輩は現状に満足していません。
曰く、「人生を変えるには、上場する以外ない」。
世の中の本当に本当のお金持ちは、医者でも弁護士でもサラリーマン社長でもなく、資本家です。
さらに言えば、起業して企業のオーナーとなり、その企業を上場させて成功させた人です。
孫正義、柳井正、マークザッカーバーク、ビルゲイツ、ジョフベゾス、長者番付けの上位にランクインされる人はみんな企業の創設者で、保有する企業の株式の価値が莫大なものになっていることから世界有数の資産家となっています。
僕のようなしがない会社員からすると、医者として独立開業して成功しているだけでそれ以上はないくらい成功しているように思えるのですが、本人からすれば、それだけでこれまでと何か大きく変わったことはないようです。
人生のステージを変えることはできないというか、どうがんばってもこのままでは人生変えるくらいに稼ぐことはできないと言っていました。
数千万の年収でも不足なんですか。
そして辿り着いた結論が、人生を変えるくらいのお金を手に入れるには、起業して上場して数億、数十億と儲けることしか方法がないということです。
そして、これからは7割くらいは開業しているクリニックを経営しながらも、3割くらいの時間は何か起業に向けた準備に充てたいとのこと。
起業しなければ人生は変えられないんですね。
お金を持っている人ほど投資をするのは、お金持ちほど自分が現在~将来保有できる資産額やその資産で成し遂げることのできる限界に気付いてしまうからなのかもしれません。