国内大手金融機関の部長の年収は1,600万円か(メガバンク中核グループ会社)

気になる他社のお給料事情のお話です。

転職活動している時に、いろいろな業種の企業に応募して面接を受けました。

当時は現職だった企業が嫌で嫌でたまらなかったので、そこそこ大手の伝統的な大企業で養う家族がいるのでなるべく今より年収が下がらなくて上司がパワハラしない優しい企業だったらどこでもいいやと考えていました。

余談ですが、こうやって当時の自分が求めていた企業像の要件を1つ1つピックアップしてそれに該当する確率を掛け合わせていくと、よくある独身女性が相手の男性に求める「普通」の要件(高学歴とか身長170以上とか30歳で年収600万以上とか独身とか次男とか平均よりそこそこイケメンとか)の確率を掛け合わせていくとそんな男性は世の中で1%も存在しないみたいな状態と同じような状態だったように今になって思います。

なんだかんだで敷かれたレールの上から逸脱した選択を取れない人間なので、今の会社じゃなければどこでもいいやという思いもありながらネームバリューのある有名企業ばかりに応募していました。

その中で、国内大手金融機関(メガバンク)の中核グループ会社の1つが中途採用を掛けており、転職エージェントから案件を紹介されて応募して面接を受けに行ったことがあります。

1対1の面接で、面接官はある間接部門の部長でした。

僕が東大法学部出身なので学歴にアンテナが立ったのか、その部長は自分も東大法学部出身であることを聞いてもいないのに披露し、彼のこれまでの過去の栄光を勝手に語り出しました。

この方面での現在の金融実務は自分がフロンティーアとなって開拓したとか、海外グループ会社に行ってこんな業績を上げたとか、いったいなぜ面接でこんなマウンティングをされないといけないのであろうかと思いながら応答しました。

しかしネチネチしてないし苦手なイケイケどんどん系の人間ではないし、感情的に怒らないような人間に見受けられたし、給与水準は高い会社なので、採用されれば良いなあと思いながらもっと自分語りをしてもらうようなるべく笑顔でやり過ごしました。

最後の方になるとかなり込み入った年収の話となり、当時僕が所属していた企業の年収水準やその部長自身の年収の話となり、これももちろん自分から聞いたわけではないのに年収マウンティングをしてきて、現在部長である自分の年収が約1,600万円であることを公表されました。

世間水準よりははるかに高い水準ですが、東大のしかも法学部まで出てその年で1,600万しかもらえない人生って虚しくなりませんか、僕はその水準まできっと到達できない人生ですが、その金額でもきっと虚しさを覚えると思いますよとはとても言えませんでした。

年収を暴露される面接など当然初めてだったので、やっぱりこの大学のこの学部出身の人は変わった人が多いなあと思いながらも、どんな反応をすればいいのかよくわかりませんでした。

当時所属していた企業の部長の年収も1,600万円くらいだと若手の間では噂が広まっていたので、国内大手の伝統的大企業の部長の年収はこれくらいなのかなと思います。

コストセンターである間接部門の部門長の年収なので、プロフィットセンターの事業部門の部長だともっと高い可能性はあります。

アベノミクスで今はもっと高くなっているのかもしれません。

自分が今のままサラリーマンを続けても到達できる可能性はとても低い高い年収水準ですが、株式投資をしている人にとっては、部長になってもそんなもんしかないのかと思われる人も多いのではないでしょうか。

特に投資で成功している人や着実に投資で資金で増やしている人はそうだと思います。

給与水準の高い伝統的大企業だと30歳くらいでも海外駐在になれば2,000万くらいもらえる企業もありますからね。

結局サラリーマンとしては平社員でも海外駐在になると部長の年収を超えます。

部長からさらに執行役員や取締役に出世すればさらに上の年収になれますが、サラリーマンとしては本当に一握りの人しかなれない水準です。

適当に仕事してストレスなく部長までなれればそれはそれで良いですが、いろいろなものを犠牲にした仕事一筋の人生で1,600万円もらうよりも、年収1,000万ない水準でも投資によってプラスαの資産形成を着実にできる人生を歩んでいきたいと思います。

なお完全に余談ですが、雑談で多いに盛り上がり楽勝で突破だと確信していたこの面接は結局落とされました・・。