老後の公的年金が足らないので、自存自衛するために自分でお金を貯めないといけません。
国もそれが分かっているので、積み立てNISAとかidecoとかを創設・普及させて国民1人1人が自己責任で老後資金を貯めてくれるよう長期積立投資を促しています。
国の年金制度が持たないことは自明の理と考えるべきで、せっかく年金を払っても将来もらうことができないのは大変腹立たしいことこの上ないですが、文句を言っても現状は何も変わらないのでその時間ゲームでもしたほうがよほど生産的です。
アメリカ大統領だったジョン・F・ケネディの有名な演説で、ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country(国がYouのために何ができるかではなく、Youが国のために何ができるかを問え)という有名なフレーズがあります。
かっこいいフレーズですね。しかし国や行政機関からサービスを受けることだけしか考えていない人が大多数に見える日本でこんなセリフを真正面から言うと反発を受け大衆受けは非常に悪そうです。
総理大臣が、「国民自身が1人1人日本のために何ができるか、国から与えられることばかり求める甘ったれた考えを捨て、それを考えて日々行動して欲しい」などと言ったら無意味に叩かれそうです。
真面目に働いて人並み以上に納税する以上に国のために何かを積極的にするつもりもないのですが、危機意識を持って行動せずに国がなんとかしてくれるだろうと国から与えられることだけを求めたり考えていると、貧困老人一直線という悲しい結果になってしまいます。
老後にいくら必要なのか、2000万円なのか3000万円なのか2900万円なのか正確にはいくら足らないのか分からないし、その人の生活水準や環境によっても必要な額は異なってきますので単一の絶対解はないでしょう。
老後資金はどのように貯めればいいのか、何かラクな方法はないかと誰しも思うものですが、そんな方法があれば誰も苦労はしません。
夢も希望もないですが、老後のお金を貯める楽な方法なんてものは存在しません。
真面目に働いて給料を増やし、収入の範囲内で生活して余った余裕資金を使ってコツコツ貯金したり長期で積み立て投資をする。これが王道です。特別な能力がある人を除けばこの方法しかないでしょう。
年収3000万とか本業で突き抜けた年収を稼げる人や株やギャンブルで短期間にお金もちになれる1000人に1人を除いては、まずは仕事を頑張って入ってくるお金を増やし長期的に資産を殖やしていくことが基本になります。
仕事を頑張って給料を上げていくという何の面白みもない将来が灰色になりそうな考えですが、本業の収入がすべての基になるのは否定できない事実です。
本業の仕事での安定した収入がないと、貯金もできないし、投資もできません。
そして、仕事による収入が増加すれば、それに合わせて生活水準を上げるようなことをしなければ、貯金や投資に向けることができる金額が増加します。
長期投資による複利の力は大きいですが、複利の元になる元金や追加資金は多ければ多いほど当然効果も大きくなるわけで、仕事の収入アップ⇒投資資金アップ⇒複利効果アップと、資産の形成スピードに正のスパイラル効果が出てきます。
老後資金貯めるには仕事がんばって給料上げろという、自分で書いていてなんともつまらん記事だなと思うのですが、自称長期投資をしていても全然資産が増えていかないので笑、資産が資産を生むという規模に全然至らない僕くらいの資産しかないと、まず今の仕事を頑張って給料を上げたり、転職して給料UPを狙ったりと、副業とか株式投資ではなくて本業の収入を増やすことに注力するのが(嫌だけれども)1番効率的に資産を殖やすことができる方法なのかなと感じます。