他部署の人と何回か一緒に仕事をしていると、接触回数が一定程度重なるごとに少しずつ気心が知れて打ち解けるようになって、お互いの身の上話をするようになります。
特に子供がいる人だと、子供の教育資金の話に花が咲きやすいです。
先日、他部署の人と世間話をしていたら、なんと子供が4人もいる人だということが判明しました。
てっきり独身の一人身かと印象から断定していたので笑、途端に見る目が変わりました。
この少子化社会で4人も子供をもうけるなんて、リアルに名誉国民認定して生涯税金免除の特典でも付与すれば良いのにと思ってしまいます。
子供1人が独立するまでの資金に3000万円かかるとして、合計で彼は1億2000万円を子供にかけることになるのです。
こう考えると、子供がたくさんいる人って、すごいですね。
子供が4人独立した時に貯金がゼロだとしても、それまでに1億2000万円相当の金額を費やしているわけですから、実際はそれだけのお金を稼いでいたのですから。1人だったら余裕でセミリタイアできてしまう金額です。
現在の彼の家計も火の車状態のようで、もはや子供の学費を稼ぐために冷めた鉄のような無の心を持って日々仕事をしているとのことでした。
サラリーマンレベルは非常に高く、笑顔で愛想はいいのだけれど、心は死んでいるような顔をしています。家庭のためにお金を稼ぐマシーンです。
会社から指示されたことに自分の考えを挟まず、無感応にひたすら事務処理マンとなって淡々と仕事をします。
10年後の自分の顔はこういう感じなんだろうなと思って見ています。
うちの会社は子供がいる人はこういう人が多い気がします・・・including me。
子供がたくさんいると、外食1回しただけでも結構費用がかさみます。
デパートのレストラン街で食事したりファミレスに行くだけで4000円〜5000円かかるのは普通です。
彼は、話の途中で、「子供が4人いると、ガストでさえめちゃくちゃ高い」と言いました。笑ってしまうのですが、ものすごいリアルな説得感ある実感がこもっていて、共感してしまいます。
僕は子供が4人もいませんが、世に言うサラリーマンの3大負債と言われるものを背負っている身としては感覚がわかります。
自分の中で名言認定させてもらいました。
なお、子供は費用がかかるということでネガティブな文脈になりましたが、僕は子供を費用のみがかかる存在とは当然思っていないし、彼も口々にはお金がかかってしょうがないと言っていますが、子供の話をしている時はどこか嬉しそうなので、じゃあ子供のいない人生のが良かったかと言われると、そんなことは毛頭ないと思います。