暴落時は入金力を切らさないようにしてただ耐える

ダウや日経平均の下落が止まりません。

バフェットは5年から10年先を見て投資先を選べといっているのに、わずか数日の下落で心が折れてしまってる短期志向の悪い子はいませんでしょうか。

新型コロナウイルスの拡大懸念なのか、コロナウイルスを良い口実にこれまで上がりすぎた分を調整しているのか理由はわかりませんが、売りたい人が買いたい人よりも多い状況になっています。

毎日毎日メディアでコロナウイルスについて報道して、電車の中は無駄にマスクしている人ばかりで、マスクをめぐって暴行が起きたり、コロナウイルスの流行を契機にアジア人に対する潜在的な差別をあらわにしたり、感染者を迫害したりといった状況や日本政府の対応を見ていると、2つのことを思います。

  1. 人間の敵はウイルスではなく人間
  2. 危機管理は文民に任せるとロクなことにならない

ゾンビ映画やウォーキングデッドみたいな終末系ドラマを見ているとよくわかりますが、余裕がなくなった世界で人間の敵になるのは人間と相場が決まっています。

だいたい最後はゾンビじゃなくて内輪の人間同士で資源や安全や生存をめぐって醜い争いが起きて自滅します。

コロナウイルスよりも、余裕がなくなってイライラしている人間の攻撃的な行為のがよっぽど怖いです。

エヴァンゲリオンで冬月先生も、「やはり最後の敵は人間だったな」と言っています。

通常の健常者の感染率・死亡率がとても低いウイルスごときでここまで騒いで、自粛行動を横並びでとって実態経済に自ら悪影響を与える行動をとって、異常に感じます。

コロナウイルスに対して抱いている懸念のうちのほんの一部分でも、もっと喫緊な国家的課題である少子化の解消や日本の年金財源不足問題に向けてくれればこの国は変わると思うのですが。

また、日本政府や役人のリスク管理能力・緊急時の対応能力にいかに期待できないかがコロナウイルスをめぐる対応で明らかになっています。

企業に対しては日々リスク管理をしっかりするように偉そうに言っておきながら、実際国家的なリスクが発生すると政治家や役人は何もできずこのザマなわけです。

日本の文民が有事に適切な対策行動なんてできるわけがありません。

新種のウイルスごときでこの有様で、本当の軍事的な危機になったら大丈夫なんだろうか。

しっかり有事の対策したいんだったら、それこそ最も信頼出来る組織である自衛隊のトップ(非文民)に全権委任して対応を任せたほうがいいと思います。

東日本大震災の時に日本を救ってくれたのは自衛隊でした。

株暴落に関しては(といってもまだ暴落レベルではない)、耐えていく方針です。

リーマンショック時に株をやっていないので何も説得力がないですが、暴落や急落も、回数を重ねていくと少しずつ慣れていきます。

チャイナショックやブレグジットショックや2018年年末の株価急落など、これまでの短い投資人生で幾つかの急落・暴落を経験し、すべて耐えてきました。

筋トレと同じようなもので、幾つか急落を経験して耐える経験を積むと、耐性も強くなっていきます。

今回はまだ下落率も小さいので、証券口座のデジタルの数字が減っているなとやや残念に感じる程度です。

投資先に長期で持てる自分が好きな企業を多く選んでいるのもあると思います。

「練習のように本番をし、本番のように練習をしろ」というのはジャニーズの東山くんの言葉であったと記憶していますが、来るべく本番の暴落に備えて、本番の暴落時にちゃんと投資できるよう、今回のようなプチ暴落時に少額で投資をすることで、いざという時に金縛りにあわずに投資できるような訓練もしようかなと考えています。

と、建前は上のように書きましたが、資産が減っていくのは実際は辛いです。

ついこの間まで毎日のように株価がレコードハイを更新していてニヤニヤしながら毎晩資産額を計算していたのが、わずか数日で100万以上消えてしまうのですから。

まだ円安維持してるから余裕ありますけど、これ1ドル100円とかになってたらもっとみんなお通夜みたいになっているんじゃなかろうか。

自分の行動にもせこい影響が出ています。

1000円のランチをしようと思っていたのですが、なんとなく節約しようと思って500円のお昼に抑えたり、実際仕事があったというのも半分あるものの、いつもより長い時間残業して残業代増やして減った分の資産を少しでも3月の給料で補填できるようにしようとしたりと。

今週末あたりはゲームソフトや本をブックオフに持って行って売っているかもしれません笑。

今回の下落で株は売る気は一切ありませんので、手持ちのキャッシュを切らさないようにして、ひたすら耐え忍んでいこうと思っています。

いつ株価が上向くのかとか、今回がリーマンショックのような終わりの始まりになるのかは誰にもわからないし予想しても無駄なので、最低限の現金を手元に置いてどんな展開になっても市場に参加し続けていきます。