在宅ワーク推奨で人の少なくなったオフィスで生じた5つの意外な変化

新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークを導入したり時差通勤を推奨する企業が増えています。

在宅ワークをしても会社が回るシステムや環境を構築するのも投資が必要なので、大企業が多いのでしょうが、これから社会全体にもっと広がっていくのでしょう。

勤務先の会社も在宅ワークをちょこっと導入し出しました。

自分は変わらず会社に来ているのですが、リモートワークによってオフィスの人が少なくなり、空間が広くなっていいなあと感じています。

特に上の人がいないと気も楽で、「顧問の先生のいない気の抜けた部活動」のような心持ちになることがあります。

ただその一方で、予想しなかった副作用?も発生するようになりました。

リモートワーク導入前と後のオフィスで感じる変化について、5つ書き出してみます。

  • 逆にオフィスがうるさくなる
  • たばこを吸う人のたばこ臭がかなり気になる
  • 人がいなさすぎると寂しくてやる気なくなる
  • 平社員ほどオフィスにいる
  • 仕事は増える

逆にオフォスがうるさくなる

これは少し意外でした。

オフィスに人が少なくなると、その分静かになって集中できると思っていたのですが、逆です。

まず社員同士の会話量が増えました。

これは人がたくさんいる空間だと遠慮して会話をしなかったのが、人が少ない環境になることでむしろ人と話しやすい環境ができ、長い雑談や仕事の相談がしやすくなることで会話量が増加しています。

特に特定の社員が前と比べて圧倒的に話すようになり、これまでそんなに上司に相談しなかったくせに何かちょっとあるとすぐ上司に相談しそのあと長い時間雑談するようになり、正直うるさくてこちらは仕事に集中できません。

また、静寂な時もあるのですが、静寂さによって音に敏感になりました。

人がいるオフォスというのは、たいていいろいろな音が常時発生していてうるさいものです。

仕事の話ももちろんだし、雑談、パソコンのキーボードを叩く音、電話の声、プリンターの印刷する機械音、人の歩く足音など、よく考えるとこんなうるさい環境で集中して仕事をするほうが無理ではないかと思えるような環境です。

それが在宅勤務が増えてオフィスに人が少なくなると、音の絶対量としては以前と比較して小さくなります。

しかし、人間の音に対する感応度とは相対的なものらしく、静かな環境だとちょっとした音でも気になってしまいます。

雑音ばかりのスタバで本が読めるのに、アパートの静かな部屋で本を読んでいる時に隣の部屋の人がちょっと大きな音量で音楽を聴き始めて音が漏れてくると全然集中して本が読めなくなる現象に似ています。

静かな分、ちょっとした会話や、コピー機の音、人の足音といった音が以前よりも強調され耳に響き、人がたくさんいる空間なら気にならないはずのふとした音が気になって集中できなくなります。

たばこを吸う人の服についたたばこの臭いがすごい気になる

人が少ない分、臭いの元になっている人の臭いが気になるようになりました。

特に喫煙室に行ってたばこを吸う人の服についたたばこの煙の臭いがとても気になります。

これも人がいないせいで臭いが吸収されないから?でしょうか。

同じ列のデスクじゃなくて1つ向こう側のこれまでそんなに気にならなかった喫煙者のたばこ煙の臭いがダイレクトに自分に届くようになり、かなりくさいです。

これも盲点です。たばこ吸う人は注意してください。人がいない分かなり周りに臭ってますよ。

臭いがプンプンして鼻がむず痒くて鼻水が出るくらいになりました。敏感だな自分。

ファブリーズしてください。

またこれはたばこに限らず、香水もそうですね。

香水している女性の香水のにおいが普段よりもダイレクトに鼻にくるようになったように感じます。

たまに寂しくてやる気がなくなる

自席の視界に入る人の数が少ないと、心持ちけだるく寂寥感が襲ってきてやる気がしょげてきます。

土日に出勤して誰もいないオフォスでパソコン立ち上げてふと周りに誰もいない寂しさを感じて全くやる気がなくなるのと同じです。

あまりに人がいないと、仕事のモチベーションが下がります。

人が適度にいてくれたほうがいいです。

平社員ほどオフィスにいる

自分の会社だけでしょうか。

偉い人ほど在宅勤務で、平社員ほどなぜか会社にいます。

偉い人が積極的に在宅勤務してくれるのは良いのですが、普通逆じゃないのか?と思えてなりません。

緊急時に意思決定すべき人は会社におらず、意思決定できない人ばかり会社にいる。

もともと自宅でメールが見れたり仕事できる環境がそもそも役職者に限られており、キャパ的にすぐに平社員に拡大できないという理由はあるのでしょうが、とても変な感じです。

非役職者は社畜度が高い人が多いのか、多くの人が真面目に定時通りに会社に来ています。

仕事は増える

仕事量は全く減りません。むしろ増えました。

新型コロナウイルスで大変な時なのに、なんでこんな仕事くるんだろう。

新型コロナウイルスの影響で仕事がなくなって会社の業績に影響が出るよりもよっぽど良いのでしょうが、劇的に仕事が増えました。土日出勤しないといけないレベルに近いです。

ビジネスの進みが速くなりました。

毎日読みたくもない英文契約書を読んで頭を抱えております。

在宅勤務になって仕事が効率化されたせいかしらん。

以上、再度まとめてみます。

在宅勤務が広がってオフィスに人がいなくなったことで生じた意外だったこと5つです。

  1. 人がいないオフィスのがうるさくて集中できない
  2. 仕事してると喫煙者のたばこ臭が中距離から臭ってきて臭い
  3. 人がいなさすぎると寂寥感でいとあはれになる
  4. 偉い人ほど会社にいなくてこれええんかと思う
  5. 仕事は普通に増えた